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 現在京浜急行電鉄の主力車両として活躍を続ける新1000形ですが、来年度以降も増備を続け1500形を置き換えることを発表しました。また、京急初の車内トイレ設置やデュアルシートを採用した1890番台がモーニング・ウィング3号で運行を開始したのでそちらも合わせて紹介します。

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1500形を順次置き換えへ 

 1500形は現在京急電鉄が保有する主力車両のうち最古参であり、1985~93年に製造されています。現在も8両編成は連日優等列車の運用に充当され京急線内のみならず乗り入れ先の各線で、6・4両編成も京急線内で元気に運用されています。しかし、2000年代に更新工事を受けたとはいえ最新型の車両と比べると老朽化が進行してきていることは否めず、来年度以降新1000形で置き換えが行われることが決まりました。

京急前面展望 界磁チョッパ車特急運用 神奈川新町→品川 朝ラッシュ

 現在、1500形の8・6両編成は更新に伴い全編成がVVVF制御となっていますが、4両編成のみ制御装置が界磁チョッパ制御となっており、これは京急で唯一のものとなっています。となると、4両編成の置き換えが先に行われると見た方がいいでしょう。また、最初に製造された4両編成5本はほかの編成と異なり、鋼製車体となっています。

 4両編成の置き換えはおそらく今回製造された新1000形20次車と同じようなものになると思われますが、トイレは設置されない可能性もあります。将来的には品川駅も改良されて2面4線になるようですので、ウィング号の増結車として活躍するのでしょうね。6・8両編成は19次車と同じ車端部に充電用コンセント付きの固定クロスシート・扉間はロングシートという構成と思われます。

 1500形の余命宣告が行われたことで、いよいよ噂にとどまっていた1500形の退役が始まることになります。記録はお早めに。

新1000形1890番台が運行開始 

京急1000形1890番台 運行開始 品川駅折り返し ウイング号→特急

 京急新1000形1890番台は5/6より増結が行われた京急のモーニング・ウィング3号から営業運転を開始、折り返し702Cの運用に充当されています。現時点で判明している運用は以下の通りです。また、土休日は現在運用がありませんので今後どうなるか期待ですね。

  • モーニングウィング3号:三浦海岸6:09→品川7:28
  • 702C:品川7:34→神奈川新町7:55(品川~京急川崎間のみ客扱い、シートの操作は無し)
  • 神奈川新町で切り離し作業を行ったのち金沢文庫へ回送し、モーニングウィング号の運用前に更に久里浜へ回送を行う。