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 2023年春(3/18)に行われるダイヤ改正の内容をまとめました。今回は関東エリア編です。高崎線特急のE257系リニューアル車両置き換えや青梅線末端区間のワンマン運転開始、JR・東武直通特急の運転本数見直しなどが主な内容となっています。

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京葉線待望の新駅、幕張豊砂駅が開業!

 京葉線の新習志野駅~海浜幕張駅間に「幕張豊砂駅」が開業します。京葉線の各駅停車と武蔵野線直通列車が停車します。

 イオンモールやコストコホールセールなどといった商業施設の他、日本通運千葉中央支店、UDトラックス千葉CSなどの物流・大型自動車の拠点もあることから利便性の向上や隣接駅の混雑緩和が見込まれます。

 平日の朝通勤時間帯に西船橋駅から東京行(西船橋 7:21→東京 7:50)および海浜幕張行(東所沢始発、西船橋 8:01→海浜幕張 8:15)を増発します。また、西船橋8:01発(東所沢始発)の東京行8両編成は、西船橋駅8:02発(西船橋始発)の東京行10両編成に変更となります。

 平日の夕時間帯に東京駅(東京 18:11→西船橋 18:44)および海浜幕張駅(海浜幕張 18:20→西船橋 18:33)から西船橋行を増発します。

 東京駅から蘇我駅間で一部の快速列車を各駅停車に変更するほか、運転本数もあわせて見直します。これにより、下り快速列車の運転時間帯に変更はありませんが、上り快速列車の運転時間帯は18時台で終了となります。

高崎線特急651系が遂に引退へ…

 2014年春のダイヤ改正から185系の置き換え用として、高崎線系統の特急「スワローあかぎ」・「あかぎ」・「草津」に投入された651系ですが、製造から30年以上が経過し老朽化が進んできていました。

 今回のダイヤ改正で高崎線の特急にE257系リニューアル車を投入し、651系を置き換えます。「草津」は列車名を「草津・四万」に、「スワローあかぎ」を「あかぎ」に変更して全車指定席で運転します。なお、全車普通席となりグリーン車の設定はありません。

列車名長野原草津口発中之条発高崎発大宮着上野着
改正前草津32号12:0512:2913:0614:0014:24
改正後草津・四万34号14:0614:3515:1316:0716:32

 土休日に運転している特急「草津32号」をご利用しやすい時刻へ変更し、利便性を向上します。

列車名始発駅発時刻終着駅着時刻
改正前スワローあかぎ1号上野18:00本庄19:16
改正後あかぎ1号上野18:00鴻巣18:49
改正前スワローあかぎ8号高崎8:11上野9:39
改正後あかぎ8号本庄8:25上野9:39

 平日に運転している特急「スワローあかぎ」 1・ 8号の運転区間を変更します。

高崎~前橋間のグリーン車運用が大幅減

 高崎線(両毛線直通)では、ご利用状況にあわせて輸送体系を見直します。

始発駅(改正前)発時刻終着駅(改正前)着時刻始発駅(改正後)発時刻終着駅(改正後)着時刻備考
熱海4:35前橋8:33熱海4:35高崎8:15高崎~前橋間は両数を変更して運転
上野7:32前橋9:43上野7:32高崎9:20高崎~前橋間は両数を変更して運転
熱海13:48前橋17:59熱海13:48高崎17:32
上野16:32前橋18:44上野16:32高崎18:19
上野18:04前橋20:15上野18:04高崎19:54高崎~前橋間は両数を変更して運転
上野18:42前橋20:39上野18:42高崎20:24
上野19:41前橋21:43上野19:41高崎21:21
前橋8:50熱海12:54籠原9:43熱海12:54前橋~高崎間は両数を変更して運転
前橋10:25小田原14:10高崎10:54小田原14:10前橋~高崎間は両数を変更して運転
前橋20:28熱海0:42高崎20:48熱海0:42
前橋21:56上野23:57高崎22:15上野23:57

 平日は下り7本・上り4本を高崎発着とします。

始発駅(改正前)発時刻終着駅(改正前)着時刻始発駅(改正後)発時刻終着駅(改正後)着時刻備考
熱海4:35前橋8:33熱海4:35高崎8:15高崎~前橋間は両数を変更して運転
熱海13:48前橋17:59熱海13:48高崎17:32
上野16:32前橋18:43上野16:32高崎18:19
上野18:10前橋20:37上野18:10高崎20:07
上野18:22前橋20:15上野18:22高崎19:58高崎~前橋間は両数を変更して運転
上野19:23前橋21:23上野19:23高崎21:01
前橋8:50熱海12:54籠原9:40熱海12:54前橋~高崎間は両数を変更して運転
前橋10:25小田原14:10高崎10:54小田原14:10前橋~高崎間は両数を変更して運転
前橋20:28熱海0:42高崎20:48熱海0:42
前橋21:56上野23:57高崎22:15上野23:57

 土休日は下り6本・上り4本を高崎発着とします。

JR・東武直通特急は定期列車半減

 「日光1号」の運転時刻を変更し、利便性を向上します。また、現在運行されている定期列車4往復のうち半数を利用が見込まれる時期を中心に運行する臨時列車に格下げします。GWや紅葉シーズンなど、ご利用の見込まれる時期には臨時列車を運転し、最大5往復運転します。

列車名新宿発東武日光着鬼怒川温泉着
日光21号(★)7:319:27
S日光1号9:3411:30
きぬがわ11号(★)10:0512:16
きぬがわ3号10:3112:35
きぬがわ13号(★)13:0015:04
列車名鬼怒川温泉発東武日光発新宿着
きぬがわ12号(★)10:3912:47
きぬがわ14号(★)13:4015:55
きぬがわ2号14:5517:09
S日光4号16:3918:35
日光22号(★)17:0219:14

 ダイヤ改正後の運行時刻は上の通りです。列車名の後ろに(★)があるのはご利用の見込まれる時期に運転する臨時列車ですので、運転日にご注意下さい。

水戸~いわき間の普通列車でワンマン運転開始、朝晩は本数減

https://twitter.com/kazuya_yanagida/status/1604372063917322240

 常磐線水戸~いわき間のE531系5両編成で運転する列車でワンマン運転を開始します。これにより、日中時間帯を中心に約7割の普通列車がワンマン運転となります。なお、すべてのドアから乗降が可能です。

 朝夕時間帯の運転本数を見直します。朝時間帯では高萩駅 5 時台の上り列車上野行き1本の運転を取りやめます。夜時間帯では勝田駅23時台の下り列車高萩行き1本の運転を取りやめるほか、上野駅21時台以降の下り列車 1 本の運転を取りやめ、運転間隔を見直します。

 「ひたち」全列車を品川駅発着とするとともに、「ときわ」は全列車を柏駅停車とし利便性を向上します。日中時間帯の土浦~品川間の一部列車を10両編成から15両編成に増強し、混雑緩和を図ります。

青梅線末端区間でワンマン運転開始、ホリデー快速の運行形態変更

 青梅~奥多摩間で一部臨時列車を除きワンマン運転を開始します。これに伴い、奥多摩・御嶽~立川・東京間の直通運転を取りやめ、それぞれ青梅駅での折り返し運転とします。また、データイムを中心に、お客さまのご利用が多い青梅~東京間の直通列車を増やします。

五日市線 立川直通
引用:JR東日本八王子支社 – 2023年3月ダイヤ改正について

 拝島駅で折り返している五日市線の一部列車について、立川発着に変更してご利用しやすいダイヤとします。

【通過駅多すぎ!速すぎ!】ホリデー快速おくたま号で奥多摩へ 新宿→奥多摩 乗車記

 「ホリデー快速おくたま」の運転区間を、新宿(上りは東京)~奥多摩間から新宿(上りは東京)~青梅間と青梅~奥多摩間に変更し、青梅駅では同じホームでお乗り換えができる設定にします。なお、青梅~奥多摩間の「ホリデー快速おくたま」は臨時列車としてご利用が見込まれる時期に運転します。

 「ホリデー快速あきがわ」は運行体系の変更に伴い運転を取りやめます。なお、武蔵五日市方面へのご利用は、「ホリデー快速おくたま」をご利用いただき、拝島駅で降りたホームに続いて到着する「立川発・武蔵五日市行」へお乗り換えができます。

 青梅駅・河辺駅の新設ホームを供用開始します。

成田空港への209系乗り入れが増加、終電は一部区間繰り上げ

 総武線快速は、日中時間帯に運転本数を見直し毎時5本とします。これにより、成田空港駅を発着する快速列車は毎時1~2本運転のところ、毎時1本の運転となります。なお、千葉駅~成田空港駅間は千葉駅発着の普通列車(8両編成)で運転します。

千葉発成田空港着
11:3112:19
13:3114:20
15:3116:19
成田空港発千葉着
12:3413:17
14:3415:17
16:3317:28

 ダイヤ改正以降は上の3往復が209系での運行となります。このほか、夜間の利用者数減少を踏まえ以下の通り終電の繰り上げなどを行います。

  • 千葉駅23:05発の成東行は八街行に、千葉駅23:50発の横芝行は成東行に短縮します。これに伴い、松尾駅と横芝駅の終電は、千葉駅22:33発の銚子行に変更となります。
  • 千葉駅21:57発の成東行は佐倉~成東間で所要時間を短縮し横芝行に延長します。この列車は成東駅でしおさい13号(東京 21:43→成東 22:45、土休日運休)から接続を行います。
  • 夜間の千葉~成田間1往復(千葉 22:56→成田 23:27、成田 23:33→千葉 0:04)の運転を取りやめます。
  • 千葉駅20:29・22:03発千倉行は館山行に短縮します。木更津駅21:49発館山行を千倉行として運行し、館山~千倉間の終電とします。
  • 館山駅21:18発安房鴨川行を木更津駅始発として運行(木更津 20:20発、君津 20:42発)し、千倉~安房鴨川間の終電とします。

その他

  • 水郡線では水戸駅17:24発常陸大宮行の列車はダイヤ改正以降土休日も運転します。
  • 18 時台に常陸大宮~上菅谷間の上り列車を1本増発(常陸大宮 18:13→上菅谷 18:31→ 水戸 18:49)し、通勤通学客の利便性を向上します。なお、この列車は常陸太田駅18:16発上菅谷行の列車と接続します。
  • 久留里線は、平日の朝夕夜間帯に4両編成で運転している列車を3両編成に変更します。
  • 東海道線の快速「アクティー」を、東京駅19時台発は上野駅始発の普通列車に変更します。20時台発の列車は運転を取りやめます。
  • 特急「湘南」は東京駅17:30発の列車を新設(平塚行)し、東京駅17時半~21時の間30分間隔での運行とします。また、臨時特急「湘南19号」を平塚行とします。
  • 小田栄駅 6:50発尻手行を新設し、朝通勤時間帯の利便性向上を図ります。
  • 伊東線の一部列車を伊豆急行3000系4両編成での運転とします。