2023年春ダイヤ改正まとめ：JR西日本・山陽新幹線＆中国エリア編

　2023年春（3/18）に行われるダイヤ改正の内容をまとめました。今回はJR西日本の山陽新幹線と中国エリアを取り上げます。「みずほ」の一部臨時列車化や「はまかぜ」の運転区間見直し、山陽本線の115系ワンマン運転開始などが主な内容なっています。

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「みずほ」は一部列車が臨時化

　以下の「みずほ」を臨時列車として運転します。原則として毎日運転を行いますが、ご利用状況により運転を取りやめる場合があります。

　このほか、ひかり501号・ひかり502号の新大阪～岡山間とひかり535号・のぞみ84号の岡山～広島間もご利用状況により運転を取りやめる場合があります。

早朝・深夜時間帯の「ひかり」・「こだま」見直し

　新たに新下関始発となる「ひかり 590 号」を設定すると共に、新山口駅で「のぞみ 2 号」へ乗り換えが可能なダイヤとします。これにより、新下関駅から新大阪駅へ8時半までに、東京駅へ初めて10時台に到着できるようになります。

　また、これに伴い現行の「こだま770号」は運転を取りやめ、「ひかり592号」は各駅停車の「こだま840号」として運転します。

　このほか、「ひかり591号」が新たに新倉敷駅に停車します。

　現行の「こだま869号」を広島行とし、新たに広島発新山口行の「こだま787号」（広島 22：42→新山口 23：26）を運行します。これにより、広島から新岩国・新山口への終電が13分繰り上がります。

　このほか、「こだま875 号」・「こだま874号」の運転時刻を繰り上げます。

「スーパーおき」時刻変更＆米子駅での接続改善

　新幹線の時刻変更に合わせて、「スーパーおき」の運転時刻を変更します。ダイヤ改正後の運転時刻は以下の通りです。

　また、米子駅で「スーパーおき」から「スーパーまつかぜ」へ新たに接続し、島根県から鳥取方面への所要時間を短縮します。

「はまかぜ」の運転区間見直し

　大阪～浜坂間を運転している特急「はまかぜ 1・4 号」の運転区間を延長し、大阪～鳥取間の運転とします。これに伴い、はまかぜ1号の運転時刻を繰り上げます。

　また、特急「はまかぜ 2・5号」は大阪～城崎温泉・豊岡間の運転とします。

下関地区のワンマン運転拡大

　山陽線の岩国～下関間において、一部列車を除き終日ワンマン列車として運転します。また、宇部線の新山口～宇部間および山陰線の小串～下関間については終日ワンマン列車として運転します。

　これに伴い、下関地区の115系のうちワンマン運転に非対応の編成はダイヤ改正を以て運転を終了するものと思われます。撮影や乗車はお早めに。

芸備線は快速列車増発で速達化

　普通列車の一部を快速「みよしライナー」に変更し、所要時間を短縮します。これにより、広島エリアと三次エリア相互間でのご利用が便利になります。

　これにより、広島～三次間の所要時間が約30分短縮されます。

　また、三次～広島で夕通勤時間帯に以下の列車を新設します。

　このほか、三次発広島行の最終列車を21：07発に繰り上げます。現行の最終列車は三次～狩留家間の運転を取りやめ、狩留家23：18発広島行として運転します。

その他

• 山陽線では岡山7：13発福山行、福山8：21発岡山行を増発し、朝の通勤通学客の利便性を向上します。
• 利用実態に鑑み、岡山10：25発倉敷行、岡山14：41発長船行を新設します。
• 以下の列車の運転を取りやめます。
  • 山陽線
    • 岡山（8:55） → 糸崎（10:23）
    • 糸崎（9:53） → 倉敷（11:03）
    • 岡山（7:27） → 万富（7:50）土休日のみ取り止め
    • 万富（7:54） → 岡山（8:18）土休日のみ取り止め
  • 宇野線
    • 茶屋町（11:14） → 宇野（11:45）
    • 茶屋町（13:11） → 宇野（13:34）
    • 宇野（10:26） → 茶屋町（10:54）
    • 宇野（12:41） → 茶屋町（13:04）
  • 赤穂線
    • 岡山（9:54） → 西大寺（10:12）
  • 呉線
    • 広（11:20） → 三 原（12:49）
  • 福塩線
    • 福 山（11:26） → 府 中（12:07）
    • 府 中（11:10） → 福 山（11:52）

　このほか、以下の通り赤穂線・呉線の一部列車で区間短縮を行います。

　運転取りやめ・区間短縮に伴い、運転間隔の調整を行います。