2026年の春はダイヤ改正だけではなく切符のルールにも大改革の波が押し寄せます。何とこれまで親しまれてきた往復きっぷや連続きっぷの発売終了が発表され、更にJR東日本が「東京の電車特定区間」と「山手線内」の運賃区分を廃止し幹線の運賃区分へ統合することを発表しました。
往復きっぷ・連続きっぷの発売が終了へ…
まず驚いたのが往復乗車券と連続きっぷの発売を終了することでしょう。往復割引の制度も同時に終了することとなります。
確かにみどりの窓口が少なくなることに伴い、紙のきっぷからスマホなどのデジタルに移行していくことは必要なのかもしれませんが、かなり大胆な手を打ってきました。ここまで大きな変更があるということは、学割などの制度にもメスが入るのかもしれません。果たしてどうなるでしょうか?
JR東日本、運賃値上げ
もう一つはJR東日本の運賃改定でしょう。何と「東京の電車特定区間」と「山手線内」の運賃区分を廃止し幹線の運賃区分へ統合し、運賃を値上げする方針を明らかにしました。
一部区間で設定されていた特定運賃についても、大幅に削減されます。東京~熱海間ではJR東海が運営する東海道新幹線とJR東日本が運営する東海道線を同一の線路として取扱いをしていますが、運賃改定後はそれぞれ別の線路として取扱われます。
諸物価高騰で余裕減少、車両置き換えの原資確保?
現在のJR東日本には211系やキハ100など、製造から30年を超えて老朽化が進行した車両がそれなりにまとまった数あります。これらの車両の置き換えに必要な費用はかなりなものとなることが予想され、やむなく値上げに踏み切ったものと思われます。
701系も製造から30年近くが経過しますし、寒冷地を走っているため老朽化が進みつつありますので今後置き換えをしていかなければならないでしょう。果たして701系の置き換えでどんな車両が登場するのか注目ですね。