スポンサーリンク

 30000系最後の半直編成として注目を集めていた31609F+31409Fが東上線へ転属することが明らかとなりました。また、東上線で活躍を続けている最古参のい9101Fが重篤な故障で離脱していることもあり、引退が危惧される状況となっています。

31609F+31409Fが東上線転属へ

迷列車で行こう東京大手私鉄編 中間運転台付き車両の悲劇

 30000系は1997~2003年にかけて6両+4両の10両編成で15本が製造された通勤型車両です。東武初のワンハンドルマスコンやIGBT-VVVFの採用など東武鉄道としては初の採用となった機構が多く、半蔵門線への直通運転が開始されるまでの間は伊勢崎線などで運用が行われていました。10両編成が入線できない区間があることや検査入場の際に10両固定編成では入場ができないことから分割編成として製造されましたが、これが後に仇となり半蔵門線直通運用から撤退せざるを得ない状況となってしまいます…

 2003年に伊勢崎線の地下鉄半蔵門線・東急田園都市線への直通運転が開始され、計画通り本系列が直通運転に充当されましたが、田園都市線内で4・5号車にあった中間運転台のデッドスペースの影響で混雑が問題視され、3年後の2006年に直通運転用の次世代車両50050系の導入が開始されると半蔵門線への直通運用から離脱し再び伊勢崎線の運用に戻っています。また、一時期4両編成については宇都宮線の運行にも充当されています。

 分割編成を生かし大型連休中に中央林間・長津田 –  太田間で臨時列車「フラワーエクスプレス」に充当されたこともありますが、2010年を以てこちらも運行を終了しています。

 2011年から2015年にかけて31606F+31406F、31609F+31409Fを除く全編成が東上線へ転属し、同時に中間運転台の撤去で10両固定編成化が行われています。同時に先頭車の電気連結器の撤去、床下車両情報制御装置本体の更新や運転台計器類のグラスコックピット化、マスコンハンドルの交換、行先表示器や自動放送装置のプログラム変更なども実施されています。

 更に2020年に31606F+31406Fが同様の改造を受け東上線へ転属し、31609F+31409Fは予備車として半蔵門線直通運転に充当されていましたが、今回の転属で全車が東上線で運用されることとなります。

 直通先の事情があるとはいえまたしてもラストランの告知なしでの運行終了となりました。残念で仕方ないですが、撮り鉄がしでかした数々の所業を考えると致し方無いのかもしれませんね…

廃車は9101F?それとも11004F? 

【再び故障】東武東上線9000系9101F 運用離脱中

 現時点で一番廃車の可能性が高いのは9101Fでしょうか。9000系の中で唯一地下鉄直通ができない編成となっており、車内なども未更新となっています。先週の6/13の運用中に車内で火花が散ったということから電気系統のトラブルと思われますが、製造から間もなく40年が経過することを考えるとこのまま修理せずに引退という可能性が出てきます。

 もう一つ考えられるのは2019年1月からドア故障で長期離脱中の11004Fが部品取りとして置き換えられる可能性でしょうか。ただ、これ以外にも長期離脱している編成があり、状態によってはそちらが置き換えられる可能性も否定できません。

 果たして今回の転属で車両の置き換えは起きるのか?はたまた、さらなる車両の移動があるのか?今後に注目ですね。