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 JR東日本で活躍を続ける211系ですが、長野では置き換えが始まります。E131系200番台を来年以降順次投入し、211系6両編成から置き換えていくことが明らかになりました。当面は211系と併用していく方針とのことですが、果たしてどうなるのでしょうか?

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ついに211系置き換え開始、まずは6両編成から

 労組資料により出てきた話ではありますが、ついに長野車両センターの211系置き換えが来年から開始されます。E131系の200番台となり、まずは3両編成20本を投入して211系のうち6両編成から置き換える模様です。

 先に登場し宇都宮地区で運用されていた205系を置き換えたE131系600番台がベースとなるようで、車内はオールロングシート・トイレ設置・半自動ドア装備でワンマン運転にも対応する車両となる模様です。

 他線区の前例に従うのであれば、線路設備モニタリング装置を搭載した車両も配備されるものと思われます。

車両運用はどうなる?

 今回の車両投入は中央線のホームドア設置とも関連する話で、ホームドアが設置されれば211系は大月駅までしか入線ができなくなるため4ドアの新車を投入する運びとなったのでしょう。

 高尾~大月間の運用をE233系で統一ということも考えられたようですが、12両や8両ではローカル運用には輸送力過多+グリーン車は不要という事情が考慮されたのでしょう。

 現行の211系とも当面併用していくと資料では明言されていますし、新しく投入されるE131系は高尾~大月~甲府がメインの運用となる可能性が高いでしょう。

残る長野の211系置き換えは?

 211系の3両編成はJR東海に乗り入れる運用も存在するため、簡単に置き換えることはできません。仮にこれを4ドアのE131系で置き換えてしまうとJR東海線内にも4ドアの乗車位置を設置しなければなりませんし、流石にこれはJR東海が難色を示すのではないかと思われます。

 理想としてはセミクロスシートが設置されたE129系の投入でしょうけど、果たしてどういう結末を迎えるのか。今後の展開に要注目でしょう。