今春のダイヤ改正でE131系が投入され、同時にワンマン化されました。しかし、新型車両へ置き換えられたことで減車となったことでラッシュ時に積み残しが発生し大きな問題となっています。今後どうするのでしょうか?
今春のダイヤ改正でワンマン化・減車に…
E131系が導入される以前は205系が活躍していたのですが、国鉄~JR初期時代に導入されたこともあり老朽化が進行。今春のダイヤ改正でE131系が導入され、同時にワンマン化が行われました。
車内に関しては現代風にLCDの案内装置や日英2か国語による自動放送が導入され、車いす用のフリースペースや大型のトイレが設置されています。また、ロングシートに関しても座り心地などが改良されたものとなっています。
新年度になり、輸送力不足が顕在化する事態に
ただ、ダイヤ改正直後は表面化していなかった輸送力の低下が新年度になり問題化してきます。日光線では列車の減便も相まって積み残しが発生し大きな問題となってしまいました…
やはり増結が必要では…?
実はE131系が導入されたことに伴いE231系・E233系が宇都宮線の宇都宮~黒磯間の運行も取りやめとなったのですが、これが地味に効いているのではないか?と思います。
E131系は3両編成で定員数は437名ですから、2編成つなげても874名。E231系・E233系の基本編成ですとグリーン車を含めれば定員数はざっくり1400名くらいになりますから、E131系2編成でも6割程度の輸送力になっている状況。さすがに輸送力が6割になってしまっては厳しい状況になるのも致し方ないような気もしますね…
幸いE231・E233系の基本編成の運用は今回のダイヤ改正で59運用に減りましたので、ある程度の余裕がある状態です。今春のダイヤ改正前まで運用実績がありましたし、これでE131系の宇都宮線の朝夕ラッシュ時の一部運用を代走して日光線の増結車両を確保する形になるでしょうか。
果たして今後どのような形で混雑を解消していくのか、JR東日本の今後の動向に注目です。