千葉労組の情報により、山手線で余剰となっているE235系0番台を中央・総武緩行線へ投入することが明らかになりました。残り6本となっているE231系0番台の置き換えと思われますが、果たして捻出されるE231系はどこへ行くのでしょうか?
E235系0番台が中央・総武緩行線に!
コロナの影響などで山手線が減便となり余剰となっていたE235系0番台ですが、遂に噂となっていた中央・総武緩行線への転属が実現するようです。山手線のワンマン化改造が飛ばされていたトウ01〜03・06〜08が対象でしょう。
中央・総武緩行線で運用されていたE231系0番台は山手線で運用されていたE231系500番台に置き換えられ、多くが武蔵野線や八高・川越線へ転用されていきましたが全てE231系500番台にはできず6本だけ6M4T化されて残存していました。2027年春までに中央・総武緩行線でワンマン運転を開始することから、それまでに置き換えられることになります。
余剰のE231系0番台はどこへ?
流石にまだある程度新しい部類のE231系0番台を全車廃車にすることは考えづらいですが、果たしてどこへ行くのでしょうか?
最有力と言われているのは常磐快速・成田線で余剰となっているE231系0番台を合わせて武蔵野線をE231系で統一するというものでしょう。常磐快速・成田線も減便により同線のE231系0番台は基本・付属編成とも4本づつ予備があり、これを減便前の基本編成1本・付属編成2本の予備として捻出するというものです。
ここで捻出された209系500番台を老朽化が進んでいる209系0番台置き換えに充当するのが最も可能性の高いシナリオ…でしょうか。京葉線の209系500番台で1本だけ残っているケヨ34編成もこの転属に加わるかもしれません。
対抗馬としては高崎地区の211系の置き換えでしょう。ただし、こちらの場合半自動ドアや耐寒耐雪装備が必須ですし、211系すべてを置き換えるには至りません。4ドアの列車が前橋まで乗り入れており、臨時列車の運転実績もある両毛線メインで運用するならありえない話とまでは言い切れないものの、やはり可能性としては厳しいものがあります。
むさしの号・しもうさ号増発の可能性も?
武蔵野線で利便性が高いものの現在は運転本数が少ない「むさしの」号の増発に充てる可能性も全くないとまでは言い切れないでしょう。中央本線の多摩地区や武蔵野線沿線から大宮駅まで乗り換えなしで結ぶ点が大きく、新幹線との乗り継ぎ需要は結構あるように思えます。毎時1本設定されれば…という利用客も多いのではないでしょうか。
「しもうさ」号も前述の「むさしの」号より知名度では劣りますが、こちらも武蔵野線の千葉県方面から大宮駅まで直通するのが人気を博しています。新幹線との乗り継ぎだけを考えるのであれば武蔵野線の東京駅直通列車がありますが、乗り入れ先の京葉線の東京駅地下ホームは東京駅の地下深くにある関係上どうしても乗り継ぎに時間がかかってしまいます。このトラップのせいで列車に乗り遅れた人も多いのではないでしょうか?朝夕ラッシュ時だけでももう少し増発してくれたら…というのは間違いなくあるはずです。
果たして今回の転属劇がどういう結末を迎えるのか?今後に要注目です。






