E257系の踊り子転用が「あずさ」「かいじ」からの運用離脱により本格化してきました。今回は踊り子転用の概要と付属編成解体による修善寺乗り入れの今後について考察しました。
E257系の2000番台が続々出場
E257系の踊り子転用に伴い、主に以下の改造が施されています。
- 車体前面・側面のカラーリングを サファイアブルーに変更
- グリーン車の全室化
- 座席モケットの交換とスワローサービス用の座席ランプ取り付け
- 床下機器更新
- ヘッドライトのLED化・形状変更
付属編成は全車解体へ…
付属編成も踊り子の修善寺行の編成として転用されるかと思われましたが、何と転用は行われず全車解体される模様です。クモハの簡易運転台が転用への支障になったのでしょうが、残念ですね…
修善寺乗り入れはどうなる?
現在「踊り子」は修善寺まで乗りいれていますが、E257系への置き換えで修善寺への乗り入れはどうなるのでしょうか?
E257系500番台で継続?
これが一番自然な考えです。現在、ホームライナー千葉の廃止や房総特急の減車などによってE257系500番台には余剰が発生しています。そのため、3編成が豊田常駐となり臨時列車などに活用されていますが、残りは「踊り子」に転用されるというのが最も有力視されています。
しかし、これを行うには乗り入れ先のJR東海や伊豆箱根鉄道の協力が不可欠です。乗務員や運転士の教育などが必要ですし、一筋縄ではいかないでしょう。
8/22追記: E257系500番台による修善寺乗り入れ存続はほぼ確定の模様です。
廃止の可能性も?
伊豆箱根鉄道やJR東海がE257系の乗り入れを拒否した場合、修善寺への乗り入れは廃止されることになります。となると、どうするのでしょうか?
ゴールデンウィーク10連休を記念し、 「快速修善寺号」が4/27,29,30,5/1~4,6に運行されますが、これを一部指定席化&本数増の上で定期化すれば「踊り子」の代替になるように思えます。使用される車両は当然、転換クロスシートを装備した7000系でしょう。JR東海にとっても三島~東京間で東海道新幹線を利用してもらった方が利益は上がりますし、どうなるでしょうか。注目です。
- 臨時快速「快速修善寺号」
- 運転日: 4/27,29,30,5/1~4,6
- ダイヤ: 修善寺発9:46→大仁発9:51→伊豆長岡発9:57→大場発10:04→三島広小路発10:09→三島着10:12
- 備考: 大場・伊豆長岡・修善寺の各駅で硬券の専用乗車券を発売します。
※乗車券のデザインは各駅で異なります
※大人用の乗車券のみ発売します
まとめ
いかがでしたか?踊り子用E257系が続々と出場しているので、早ければ2019年11月のダイヤ改正で運行を開始するかもしれません。運行開始が楽しみですね。また、185系の記録も早めに行うことをお勧めします。