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 JR西日本が今年10月にダイヤ改正を実施することを明らかにしました。新型コロナウイルスの影響による利用者の減少をふまえ、列車本数と利用状況が乖離する路線を対象として昼間時間帯を中心に減便を行うとのことです。一体どのようなものなのでしょうか?

近畿エリアでは約60本を削減

大和路快速
引用:大和路快速

 まず近畿エリアについては以下の路線の日中時間帯を中心に約60本を減便します。

  • 琵琶湖線 米原~長浜間
  • JR京都線 高槻~京都間
  • JR神戸線 須磨~西明石間
  • 山陽線 姫路~上郡間
  • 赤穂線 相生~播州赤穂間
  • 大和路線 奈良~加茂間

 まず琵琶湖線の米原~長浜間については現行の長浜発着の新快速を米原発着に短縮するということでしょう。山陽線と赤穂線は相生~上郡間の区間運転の列車と姫路~播州赤穂間の普通列車のうち岡山方面との接続がない列車の削減ということでしょうね。大和路線の奈良~加茂間も木津までは奈良線の列車がありますし、関西本線の非電化区間は1時間に1本のみですからこちらと足並みを揃えるということでしょうか。

 予測が難しいのがJR京都線と神戸線でしょう。JR京都線は京都~高槻間の全駅に快速列車が停車するものの、JR神戸線の方はというと朝霧駅と塩屋駅に快速が止まりません。1時間に4本は停車列車を確保したいでしょうから、快速列車で代替可能な京都線に関しては日中時間帯は高槻発着にして、須磨~西明石間に関しては10・15・16時台の数本の削減にとどまりそうです。

 最も、来春のダイヤ改正ではさらに踏み込んだ削減を行う可能性もあります。特にJR京都線の京都~高槻間は朝時間帯を除いて快速列車で代替可能なことから、朝夕ラッシュ時を除いて緩行線の列車は高槻発着にする可能性が否定できません。

近畿エリア以外では70本程度を削減へ

 このほか、近畿エリア以外では以下の路線で減便を行います。

  • 北陸エリア 小浜線・越美北線
  • 北近畿エリア 山陰本線
  • 南紀エリア 紀勢本線(きのくに線)・和歌山線
  • 瀬戸内エリア 山陽本線・瀬戸大橋線
  • 山陰エリア 山陰本線・伯備線・因美線・境線

 特に越美北線の減便の検討対象は、福井~越前大野間の18本のうち乗客数が少ない12本と越前大野~九頭竜湖間の全9本を対象に見直しを行うとしており、越前大野~九頭竜湖間に関しては廃線の可能性も出てきています。越美北線の越前大野~九頭竜湖は大野市営バス和泉線が並行しているので、アッサリバス転換される可能性が考えられますね。

 小浜線に関しても敦賀-小浜間の30本中14本と小浜-東舞鶴間の26本中15本の減便と大胆な減便を行う考えを示しています。こちらもほぼ全線にわたって高速道路が並行していることや関西方面に出るには小浜から近江今津までJRバスの若浜線を使って湖西線に乗り継いだ方が早いことからあまり需要がない状況になっており、専ら小浜~東舞鶴と小浜~敦賀間のローカル輸送に徹している状況です。

 詳細に関しては7月ごろに発表するとのことですが、ほかの路線も結構な本数の減便が考えられそうです。特に因美線など山間部のローカル路線に関してはかなりの減便が予想されます。どのような発表がなされるのか動向を注視する必要があるでしょう。