JR東日本は2025年7月1日(火)より、土休日を含む連続する3日間JR東日本の普通・快速列車が乗り降り自由になる新たな周遊パス「東日本のんびり旅パス」を発売します。新幹線や特急列車では見逃しがちな地域の魅力を発見できる「急がない旅」のニーズに応えるべく「週末パス」の代替・エリア拡大版として登場したこの切符ですが、どの様なものなのでしょうか?
「東日本のんびり旅パス」発売、土休日を含む3日間乗り放題!
「一人旅でも、家族や仲間の旅でも、お客さま自身が自由に旅の計画を設計して『気の向くままに途中下車ができるようなのんびりとした旅がしたい』というニーズにお応えします」とJR東日本は述べています 。3連休などを利用して、普通・快速列車で時間を味方にした「のんびり旅」を楽しむことができます 。切符の効力は以下の通りです。
- 有効期間:購入時に指定した利用開始日から連続する3日間 。
- 利用期間:2025年7月1日(火)から12月26日(金)まで(ただし、8月10日(日)から19日(火)を除く) 。
- フリーエリア:JR東日本管内の普通・快速列車の普通車自由席およびBRTが乗り降り自由です 。
- 新幹線・特急列車、普通・快速列車のグリーン車指定席は利用できません 。
- 普通・快速列車のグリーン車自由席は、グリーン券を追加購入することで利用可能です 。
- 青い森鉄道線(青森~八戸)は、JR線から青い森鉄道線を経由して当日中にJR線へ乗り継ぐ場合に限り利用できます(青森、野辺地、八戸駅に限り途中下車可能) 。
- 発売額:9000円(おとな・こども同額) 。
- 発売方法:「えきねっと(Web)」限定発売 。
- 発売期間:2025年6月18日(水)5:00から12月24日(水)23:50まで(利用開始日の1ヶ月前から当日まで発売) 。
- その他:「えきねっと」で購入後、指定席券売機での発券が必要です 。
観光列車を活用して快適な旅を
JR東日本では土休日を中心に「のってたのしい列車」と題して各地で観光列車を運行しています。これらの列車を活用すると快適に移動することができます。今回発売されるきっぷに指定席券を追加すれば乗車できますので、こちらも検討してみて下さい。
- リゾートしらかみ:秋田~深浦~青森
- 海里:新潟~酒田
- リゾートビューふるさと:長野~松本~南小谷
- おいこっと:長野~十日町(長野~豊野間のきっぷが別途必要)
- HIGH RAIL 1375:小淵沢~小諸
- SLばんえつ物語:新津~会津若松
- 越乃Shu*Kura:十日町~上越妙高など
- POKÉMON with YOUトレイン:一ノ関~気仙沼
- ひなび(陽旅):盛岡~釜石など
- SATONO:郡山〜喜多方など
- SLぐんま:高崎~水上など
JR東海のたびきっぷみたいな改善が欲しい
青春18きっぷの期間外にも使えるのは強い点ですが、やはり新幹線に乗れないのはエリアが大きい中でデメリットが強いですね。せめてJR東海の「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」みたいに回数制限付きで新幹線に乗車できるようにしてほしかった…というのはあります。これに関しては今後改善されることを願っておきましょう。
とはいえ、「週末パス」廃止で広域なエリアに乗車できるJR東日本のきっぷが無くなるかもしれない…という中でこのようなきっぷを発売してくれたのは大きいですね。果たして今後どうなるのか注目していきたいところです。






