JR西日本はコロナ禍における乗客の減少やデジタル化の進展などの環境の変化を踏まえ、在来線の特急料金を見直すことになりました。また、一部の乗り継ぎ割引も廃止となります。
B特急料金を廃止、A特急料金に統一
現在のB特急料金を廃止し、A特急料金に統一します。改定は来年の4/1を予定しています。
50キロまで | 100キロまで | 150キロまで | 200キロまで | 300キロまで | 400キロまで | 401キロ以上 | |
現行 | 1190円 | 1520円 | 1950円 | 2290円 | 2510円 | 2730円 | 3060円 |
改定 | 1290円 | 1730円 | 2390円 | 2730円 | 2950円 | 3170円 | 3490円 |
現在、B特急料金が適用されている線区は以下の通りです。
- 七尾線
- 山陰線(京都~浜坂間)
- 舞鶴線
- 福知山線
- 播但線
- JR京都線
- JR神戸線
- 大阪環状線
- 阪和線
- 関西空港線
- きのくに線(和歌山~新宮間)
特定特急料金も見直し
津幡~和倉温泉間で51キロ以上の区間について特急料金を以下の通り改定します。
- 指定席特急料金[通常期]:1190円→1290円
- 自由席特急料金:660円→760円
鳥取~出雲市間、米子~益田間の自由席特急料金を以下の通り改定します。
- 101~150キロの区間:1320円→1560円
- 151キロ以上の区間:1320円→1800円
岡山~児島間または同区間とJR四国内にまたがる場合の50キロまでの自由席特急料金を560円から760円まで改定します。
博多南線の自由席特急料金を100円から130円に値上げします。
乗り継ぎ割引が一部を除いて廃止に
山陽新幹線の岡山~新下関間の新幹線停車駅で、新幹線と在来線特急列車とを乗り継ぐ場合に適用となる「乗継割引」を廃止します。
また、JR四国内を運行する在来線特急列車と寝台特急サンライズ瀬戸を乗継駅において直接乗継ぐ場合(同時にお求めになる場合に限ります。)に乗継割引を適用していましたが、これも適用を終了します。
改定は来年の4/1からです。