2013年からいすみ鉄道で運行されてきた国鉄キハ58系列唯一の営業車両「キハ28-2346」。しかし、今後の使用継続には車両維持へ多額の費用が必要であることや部品確保が困難なこともあり、今年の11/27を以て定期運行を終了することを明らかにしました。
遂に今年で引退へ…
キハ58系列でここまで唯一営業運転されていた「キハ28-2346」ですが、様々な事情もあり遂に営業運行を終えることとなりました。いすみ鉄道は以下の3点を主な引退理由として挙げています。
- 検査切れにより、全般検査を施工しなくてはならない。
- 走行エンジンの老朽化、交換部品の生産中止による今後の不安定な保守体制。
- 冷房エンジンの老朽化、交換部品の枯渇。
今後、引退に向けていすみ鉄道は各種イベントを計画している模様です。また、引退後の車両処遇については現在検討を行っており、決定次第ホームページで発表するとしています。
定期運行は11/27まで
キハ28-2346の定期運行は11/27を以て終了し、以降は団体臨時列車での運行が来年3月まで行われます。現在キハ28が充当されている列車は土休日の以下の列車です。
- 大多喜 11:18→上総中野 11:42
- 上総中野 11:52→大原 12:53(大多喜から急行)
- 大原 13:20→大多喜 13:52 急行
なお、急行列車に乗車する際は運賃に加え急行料金(300円)が必要です。また、レストラン列車運行の時はキハ28はレストラン列車ご利用の方の貸切となります。基本ヘッドマークは土曜は「夷隅」、日曜は「そと房」で祝日はヘッドマークの掲出は行いません。
キハ52の去就はどうなる?
なお、キハ52に関しては今のところ運行を継続する予定となっていますが、こちらもキハ28と同じような問題を抱えており部品の枯渇が深刻となっています。キハ52もここ1~2年で退役するのではないかという声も上がっており、その可能性は否定できません。こちらも記録や乗車を考えている方はお早めに。