今春のダイヤ改正で特急「ひだ」の定期運用から引退するキハ85系ですが、2両編成2本が京都丹後鉄道へ譲渡されることとなりました。京都鉄道博物館から西舞鶴への改装の様子と合わせてごらんください。
JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました！
キハ85系が譲渡へ
JR東海の特急「ひだ」や「南紀」として活躍し、年内に定期運行を終える気動車「キハ85系」の一部車両が、京都丹後鉄道（京都府）に譲渡されることが分かった。早ければ2023年度中にも京都府内などで運行を始める。東海地方で活躍した特急車両が関西で「第二の人生」を歩む。
京都丹後鉄道は京都府と兵庫県北部を走るローカル線。JR東海によると、キハ85系の車両4両を京都丹後鉄道側に譲渡する。このうち2両は2月から京都鉄道博物館（京都市）で特別展示された。展示を終えて引き渡された車両が、今月6～7日に京都丹後鉄道の西舞鶴駅の車庫に向けて回送される様子が鉄道ファンに目撃され、交流サイト（SNS）で話題になっていた。残りの2両も今後譲渡する。
京都丹後鉄道によると、現行の特急車両の老朽化が進み、更新が必要だった。「特急車両として運行する予定だが、どの路線を走るかなど詳細は検討中」としている。取得額は非公表。
引用：JR東海の特急キハ85系、京都丹後鉄道に譲渡へ
西舞鶴への回送は何と自走！
3/6に京都鉄道博物館での展示を終えたキハ85系の2両編成が福知山線などを経由し西舞鶴へ自走により譲渡回送されました。
撮り鉄を警戒したのか深夜の回送となりましたが、大きなトラブルもなく無事譲渡は完了した模様。なお、バリアフリーへの対応が必要となるため、今後貫通型で車いす対応座席などを設置したキハ85の1100番台を含む2両譲渡される予定です。
追記：4両のうち2両は部品取りとのことです。
タンゴエクスプローラーは解体へ…
今回の車両導入は「タンゴエクスプローラー」の置き換え用と明言されました。既に第1編成は解体済みとなっており、今後第2編成も順次解体される可能性が濃厚です。
