西武新宿線で現在も特急「小江戸」として運用されている10000系ですが、来春に40000系「トキイロ」が投入されることに伴い遂に退役が決定しました。新型車両はどのような運用になるのでしょうか?
遂に引退する爆音特急
西武鉄道の10000系「ニューレッドアロー」は、1993年に初代特急レッドアローの伝統を受け継ぎつつ、平成の新しいスタンダードとして誕生した特急専用車両です。グレーのボディに力強い赤いラインを纏ったデザインは、長年にわたり西武特急のシンボルとして親しまれてきました。
この車両の興味深い点は、車体自体は新造されたものの、走行メカニズムの多くをかつての名車である5000系や101系から受け継いでいることです。この「伝統の技術を再利用する」という堅実な設計により、西武らしい合理的かつ信頼性の高い走りを実現しました。ただし、最後に製造された10112編成だけは、当時の最新技術であったVVVFインバータ制御を導入した特別な仕様となっています。
車内は、ビジネスや観光の双方に対応できるよう、落ち着いた配色でまとめられた全席リクライニングシートが配置されています。かつては池袋線と新宿線の両方で主力として活躍していましたが、2020年に池袋線の特急が次世代車両「Laview(ラビュー)」に統一されたことで、現在は新宿線の特急「小江戸」が主な活躍の場となりました。
しかし、40000系「トキイロ」の投入に伴い来春での引退が決定。富山地方鉄道への追加譲渡はあるのか?最後に製造された10112編成の観光列車への改造があるのか?まだまだ目が離せない状況となっています
新型車両はL&Cカー「トキイロ」
新型車両は40000系「トキイロ」と発表されており、8両編成4本が導入予定となっています。「小江戸」の代替ですから、おそらくはこの4本の導入のみで終わりでしょう。
現行の10000系の運用だと終日運用と朝夕の運用が2つづつなので、日中時間帯を減便した上で3運用を4本で回す形になるのでしょう。あるいは日中時間帯の「小江戸」は全廃して快速急行に格下げし、ある程度着席通勤の需要が見込める朝夕のみの運行になるか。
また、「小江戸」としての運用だけではなく、当然L&Cカーとなっている以上他の運用にも充当することを予想しているはず。出入庫の運用などは普通列車としての運用もあるのでしょう。
果たして新型車両がどのような運用となるのか?どんな車両となるのか?今後も楽しみですね。






