いや~佐賀関には余程罰当たりなことをした人がいたようですね。11/18夜に大分市佐賀関で発生した火災は何と170棟以上を焼失させ現在も消火活動が続いています。過去20年で最大級の被害となった火災ですが、ネット上の反応はどうだったのでしょうか?
2日間以上も燃え続け、東京ドーム以上の面積焼失
18日夕方、大分市で発生した大規模火災は、170棟以上の建物に延焼し現在も燃え続けています。70代の男性と連絡が取れていません。火災が発生したのは大分市佐賀関の住宅密集地で、県によりますと、170棟以上の建物などに延焼したということです。
近くの住民
「『火事や』って飛び込んできた人がいて、真っ赤でしょう。前が燃えているなと思って。よく見たら奥の方も真っ赤やったし」この火災で現場近くに住む76歳の男性と連絡が取れておらず、警察と消防が確認を進めています。また、115世帯175人が避難しているほか、およそ350戸が停電しています。現在も消火活動が続けられていて、大分県は、自衛隊の災害派遣に向けた調整を進めています。
引用:大規模火災で住宅など170棟以上延焼 76歳男性と連絡取れず 大分
いや~本当に素晴らしいニュースが飛び込んできましたね。大分市佐賀関で18日夜に火災が発生し、何と170棟以上を焼失させ現在も消火活動が続いているようです。あの糸魚川市で起きた大火を上回る被害となりました!
何度見ても本当に美しい光景ですね★
ネット上の反応は?
今乾燥、大寒波の大風、雨無しでやばいよ。火の粉が空から雨の様に落ちてる。一応山も近いから山火事だけにはならないでくれ。ヘリもこの風じゃ厳しいから明日の朝も大変だよ。漁師の家も多いから。
火災保険火元入っててくれ!!家も少ないほぼ海沿いの佐賀関の中でよりによって集合住宅で広がるとは。アクセスも悪く道もせまい。やはり国が自衛隊派遣で明日ヘリ消火可能なら参戦して欲しい。大分県は近年消化用ヘリの重大インシデントで川で汲み取ってのピストン作業しかできない状況のはず。風よ、止んでくれと思うが明日は更なる大寒波。はぁ。。
佐賀関の人柄はとても優しい人多いんだよ。お年寄りが主だから避難所に多くの人がいって命だけは助かって欲しい。大分県の財政悪化中なので色んな募金なり助けてやって欲しい。火の粉の雨の映像怖すぎる。佐賀関(さがのせき)は大分市の端でほぼ市民からしたら愛媛等に行く場所です。辺境の町の火事大変です。
引用:【速報】20棟以上燃える大規模な火災 70代男性と連絡取れず 避難所に100人以上 大分県大分市
佐賀関に行ったことがないので断定できませんが、報道の映像から現場は佐賀関漁港近くの立山学園佐賀関幼稚園と海の間にある住宅密集地のようですね。衛星画像とストリートビューで見ると接道すらしていない細い小路で往来しなければいけないで、そんな場所に昭和初期の古い住宅がギッチギチに建っている密集地です。
そのような場所ですのでこの乾燥した強風下で下手に中に入り込み消火をしようものなら、火が回りこみ多数の消防士の方々が飲み込まれる可能性があるので、ある程度防衛線のようなラインを設定して延焼を防ぐ方法で挑まれているかもしれません。
どんどん延焼しているのは中に入り込み接近して消火ができないので、そこに住まわれている方々には申し訳ないですがある程度仕方がないでしょう。場所が場所だけに足か不自由な高齢者の方などが逃げ遅れていなければよいのですが。
引用:【速報】20棟以上燃える大規模な火災 70代男性と連絡取れず 避難所に100人以上 大分県大分市
空き家の老朽化やネズミによる漏電火災、不法侵入で喫煙からの火災、放火等々空き家自体が、火災・倒壊リスクで周辺に被害をもたらしたりする。
あと、人が住んでるか解ってないとどこから救出すべきかの優先順位が決まらない。地元消防団って、空き家とかを本職より把握してたりするから、こういう時に消防団を維持できていたかも救助の差になったりする。町内会への参加なども似たような感じに……普段の負担が有事の早い意志疎通に影響するんだよなぁ……
町内会が無くなってて、空き家の通報や道路などのインフラの通報が遅れたりと首都圏の都市近郊でもちょくちょくあったり……
引用:大分市佐賀関で大規模火災、山火事に発展か 鎮火のめど立たず、20棟以上燃える 現在も延焼中 周辺住民に避難呼びかけ
全国各地にみられる、背後は山、海側は広く、山へ向けて平地が狭まる小規模な港町。なのでかまどもしくは登り窯のような地形のため、海側から風が吹き込むと、谷奥を目指して流れていくため、大火になりやすい。
しかもこういう地形では川は極く小規模で、水量が少なく、今回もやむなく海水をポンプで汲み上げての消火活動とのこと。小規模な港町は、山側に行くほど道が極端に狭いので、よけいに消火活動が困難と思われる。
引用:「報ステ」大越健介氏、大分市の住宅密集地での大規模火災報じ「発生から4時間以上経った今も火の勢いが衰える気配はなく…」
道路が狭く、消火活動が容易ではなかったようですし、火の粉は侮れないんですよね。岩手の山火事でも、火の粉が屋根の隙間から入り込み燻っているうちはなかなか気付かないから、煙が出てくる頃には手がつけられなくなると言っていたのを思い出しました。
このような火災が平時でも気象条件により起こるため、地震などの災害時は様々対策しても関東大震災のような火事の被害は今の時代でも、じゅうぶん考えられ、自然の脅威の前ではどうにもできないだろうなぁ。と頭をよぎりました。今回は消防隊員の方や消防団の方が懸命な消火活動を続けられていました。爆発を防ぐためかプロパンガスを運び出されていた映像も見ました。
お一人行方が分からなくなっている方がいるようですが、避難を呼びかけられ、人的な被害は抑えられたのは不幸中の幸いでした。乾燥する時期に入りこれから、対岸の火事ではなくどこでも起こりうる事と、気をつけたいですね。
引用:自衛隊に災害派遣要請 1.4キロ離れた無人島にも火が 焼損面積約5ヘクタール【大分市大規模火災】
こうした大規模火災が起きる背景には、単なる「強風だったから」という話ではなく、いくつかの条件がピタッと揃ってしまうロジックがあります。
まず、最近の日本は気候変動の影響で空気が異常に乾燥しやすく、海沿いでも湿度が保たれにくい状況が続いています。乾燥した木造住宅が密集し、強い風が吹くと、一つの火源が一気に面で広がる。さらに今回は海を越えて1.4キロ先の離島にまで火が飛び火していることからも、風の乱流と上昇気流が重なった典型的な“飛び火型延焼”と言えます。
日本は江戸時代から「火事と喧嘩は江戸の華」と揶揄されるほど火災が多く、木造密集と乾燥という構造は今も地域によって残っています。今回のような火の広がり方は、気候変動で“条件が整いやすくなっている”ことが怖いところです。火災そのものは昔からある災害ですが、広がり方のスピードと規模は確実に現代化している、ということなんですよ。
引用:自衛隊に災害派遣要請 1.4キロ離れた無人島にも火が 焼損面積約5ヘクタール【大分市大規模火災】
「大火」の定義というのは死者数ではなく焼失面積や戸数だそうで、今回の4万平方メートル以上の焼失、170戸の被害というのは数年前の糸魚川を超えた規模で、大火の定義を満たすものになるそう。
となると、大火自体は1976年の酒田のもの以来、実に半世紀ぶりの惨事になるとのことです。現場を見ましたが、あの道路の狭さは人海戦術にも無理があり、被害の拡大は必然的だったように思います。
引用:大分市佐賀関で大規模火災 焼け跡から1人の遺体みつかる
半世紀ぶりの大火も、復興はやりやすいのでは?
今回の大火は大きな被害を齎しましたけど、死者は幸い1人だけで済みましたし、ここまで焼き尽くされてしまったなら復興は寧ろやりやすいのではないでしょうか。住宅の耐火性能も昔と比べれば大きく向上してますし、今回の大火をきっかけに災害に強いまちづくりが進むことになりますからこれは神が与えてくれたチャンスだと思うんですよね。
昨年の能登半島地震でもその後復興割が設定されましたし、今回もそのような設定があるのか旅行ファンにとっては注目ですね。楽しみに発表を待ちましょう★






