存廃協議スタートの山田線、106特急・急行バスとの連携による実証実験開始…果たしてどうなる？

　JR東日本の路線の中で輸送密度が特に少ない山田線。今年から沿線自治体との存廃協議がスタートしましたが、利便性向上を図る実証実験として106特急・急行バスとの連携を図ることを明らかにしました。果たしてどのようなものなのでしょうか？

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遂に路線の存廃協議が始まる…

　盛岡～上米内の輸送密度は217人/日、上米内～宮古の輸送密度は64人/日と厳しい状況が続く山田線。約18億円の赤字と厳しい状況が続く中、遂に存廃協議がスタートしました。果たして今後はどうなるのでしょうか？

106特急・急行との連携始まる

　JR東日本は2024年4月から1年間の期間限定で岩手県北自動車の協力により106特急・急行バスとの連携利便性向上施策（実証実験）を実施します。山田線盛岡駅～宮古駅間（上盛岡駅、山岸駅、上米内駅を除く）を有効区間とするＪＲの乗車券類で106バスをご利用できます。対象駅・バス停は以下の通りです。

• JR東日本（山田線）： 盛岡駅～宮古駅間（上盛岡駅、山岸駅、上米内駅を除く）
• 岩手県北バス（106バス）： 盛岡駅前（東口）、区界、松草、川内、箱石、川井、腹帯、茂市、蟇目、花原市、千徳駅前、宮古駅前

　山田線盛岡駅～宮古駅間（上盛岡駅、山岸駅、上米内駅を除く）を有効区間とするＪＲの乗車券類（普通乗車券、定期乗車券、普通回数乗車券に加え、発着区間が記載されている割引きっぷ（ジパング倶楽部割引、大人の休日倶楽部割引等））で106バスを利用できます。なお、青春18きっぷなどのフリーパスタイプの特別企画乗車券は対象外となります。

　なお、106バスは全便途中のやまびこ産直館でトイレ休憩があります。

106バス時刻：下り

106バス時刻：上り