かねてから噂が上がっていた都営三田線の新型車両6500形ですが、6501Fが近畿車輛を出場し甲種輸送が行われました。今後の都営三田線の車両置き換えの展望はどうなっているのでしょうか?
6500形の概要発表、甲種輸送実施
10/29に都営地下鉄のホームページで都営三田線に新型車両が投入される旨のプレスリリースが配信されました。
車両形式は6500形となり、8両編成13本を投入することとなりました。全ての車両にフリースペース・監視カメラを設置することや座席幅・仕切りの拡大、多言語対応の液晶モニター・広告ディスプレイの設置、地下鉄車内での無料Wi-FiサービスやSiC-VVVFの採用が大きな特徴となっています。
車両は10/31~11/2にかけて甲種輸送が行われ、陸送で都営三田線の車両基地に搬入されるものと思われます。
運転開始は2022年?6両での暫定運行は無し?
都営三田線や東急目黒線の8両化対応工事は行われている最中ですが、8両編成での運行開始は2022年以降となっています。6500形の運行開始も2022年となっており、6両編成へ短縮しての運行は想定していないものと思われます。
また、車両基地も真上に公営住宅があるため増設は厳しいものとなっています。そうなると試運転も兼ねて乗り入れ先の東急線内に疎開する可能性が高いでしょう。
経営計画2019では2021年度に三田線9編成を車両更新するという記載がありますが、これも新型コロナウイルスの影響で変更されている可能性があるものと思われます。
前面形状には賛否両論の声
最初写真を見た時、ある意味衝撃を受けました…
でも、前面はこれはこれでカクカクのデザインで斬新ではある。
引用:都営三田線に22年ぶり新車「6500形」 2両増え初の8両編成 全車に防犯カメラ
残念なのは側面。このカッティングシートを横にべったり張っただけのデザインはダサいし機能的でないと思う。JR九州車のように、ドアだけ全体を青にした方がかっこいいし、ホームドアに下半分が隠れた時でもドアの位置が分かりやすい。
内装は明るくていいと思うが、外観はお世辞にも良いとは言えません。
直通先も含め、走行区間はホーム扉があるから、外観ではなく内装に力を入れたのではないでしょうか?ただ、鉄道車両は会社の広告塔にも見て取れますから、デザインは(会社の宣伝をするには)重要な要素にもなるのではないでしょうか?最近は車輌メーカーや各会社でコストダウンを重視しており、メカニックだけでなく外観までもが似通った(或いは酷似)ものがあります。
まぁ、性能や利用者の評価がよければそれで良いのかもしれませんが、それでも競合会社と差をつけたいのならデザインも重視するべきではないでしょうか。現に、相鉄は車両にヨコハマネイビーを施して同社のブランド戦略を図ろうとしています。このように、アイデンティティを持つ事も大事だと思います。
引用:都営三田線に22年ぶり新車「6500形」 2両増え初の8両編成 全車に防犯カメラ
みんながダサいと連呼するからそれ以外のコメントをすると
このシンプルで凝ってない理由は都営の要望でわざとであろう
近畿車輛製の東京の電車を最近で言うと東京メトロと東武の車両
どちらも近車デザインでグッドデザインも取っている
近車が本気出すとこれらよりかっこいいデザインが出来上がる
そして何でわざとかと言うと三田線は全駅下から上までのホームドアで先頭車が確認しづらいのと、帯に関してもホームドアがあるから今までよりも上にしたことを推測
個人的にはこういうデザインもあり前面真っ黒は珍しい
阪神とも似ているが
引用:都営三田線に22年ぶり新車「6500形」 2両増え初の8両編成 全車に防犯カメラ
6300形1次・2次車は置き換えへ

なお、6500形の投入により、6300形のうち初期車にあたる1次・2次車に関しては置き換えが行われます。3次車以降に関しては当面の間使用が予定されており、1次・2次車の中間車を利用した8両編成化が行われるものと思われます。
初期車の撮影・記録はお早めに。