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 常磐線は不通となっていた富岡~浪江間が来春までに運転再開することから、特急「ひたち」を東京から仙台まで直通運転を再開することとなりました。 原発事故による帰還困難区域のうち、不通区間にある夜ノ森駅、大野駅、双葉駅の周辺が特定復興再生拠点区域に指定され、これに伴い先行して避難指示が解除されることから、それにあわせて、2019年度末までに全線で運転が再開される予定です。 今回は「ひたち」の不通からの運転再開までの経緯や運行系統の予想をまとめました。

「ひたち」仙台まで直通へ

ひたち
引用:ひたち

 JR東日本は当初、常磐線の特急についてはE657系の投入完了後は東京~いわき間といわき~仙台間で系統分割する予定でした。しかし、当初使用する予定であったE653系付属編成が特急「しらゆき」に転用されるなど、分割を予定した時とは状況が変わったのか、系統分割は行わず、特急「ひたち」を仙台駅まで乗り入れることになりました。

運転本数はどうなるのか?

 恐らく東日本大震災発生前の運行本数を維持することが前提となるものと思われ、東京~仙台間の直通運転は4往復、原ノ町発着の「ひたち」が2往復設定されるものと考えられます。また、車内販売は恐らくいわき駅までと推測します。

 なお、これに伴いE657系を増備するとのことですが、恐らくE657系初の付属編成(普通車のみの5両)の投入ではないか?と予想しております。いわき~仙台間は基本編成の10両では輸送力が過剰なことと、一部列車は10両編成では混雑が目立つためです。

 →追記:共同通信によれば、10両編成2本を新製して運行するとのこと。東北新幹線のバイパスとして考えているのかもしれませんが、果たして需要あるんですかね…

東日本大震災の影響で系統分離は白紙に

E653系
引用:E653系

 当初はE657系の投入完了後はE657系を東京~いわき間の特急「ひたち」「ときわ」として運用し、E653系の付属編成を用いていわき~仙台間の特急を運行する予定でした。

  しかし、そのような中、2011年3月に東日本大震災が発生し、更に福島第一原子力発電所事故が発生したことで常磐線は広範囲で運転見合わせを余儀なくされてしまいます。その後常磐線の運転が徐々に再開されるものの、「スーパーひたち」の運行は上野駅~いわき駅間に限定されていました。

 常磐線の一部区間の運休が続く中、当初いわき~仙台間の特急として運行される予定であったE653系の付属編成は2015年3月に北陸新幹線の金沢延伸に伴って新設された新潟~上越妙高間の特急「しらゆき」と朝晩の通勤列車「おはよう信越」・「らくらくトレイン信越」に転用されてしまったため、 常磐線内でのE653系の転属計画は事実上の白紙となってしまいました。

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東京~仙台間の高速バスとの競争か

JRバス東北
引用:JRバス東北

 東京~仙台間には高速バス「ニュースター号」や「仙台新宿号」・「仙台東京号」が運行されていることから、こちらとの競争というのも十分考えられます。高速バスの所要時間は5時間半~6時間程度ですから、所要時間では優位に立つ可能性が高いです。あとはえきねっとでどのくらい割引をしてくれるかでしょう。金額次第では十分勝算が見込めるのではないでしょうか?

最後に

 東日本大震災から9年近くが経過し、ようやく常磐線が全線で運行を再開する予定となりました。地域の方々にとっても、待望の運行再開ではないでしょうか。全線再開の日が楽しみですね。

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