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今や205系が活躍する数少ない路線となっていた相模線ですが、新型車両E131系を導入し今秋から運行を開始することが明らかになりました。今冬までに同線で運行する205系をすべて置き換える模様です。
相模線にもE131系導入
関東で数少ない205系が活躍する路線の1つである相模線ですが、今回E131系を導入し順次205系を置き換えることをJR東日本横浜支社が発表しました。運転開始は今秋で、今冬までに4両編成12本を投入し同線で運用されている205系前者を置き換えるとのことです。
同車両の特徴は以下の通りです。(引用:<JR東日本>相模線への新型車両の投入について)
- 車体の幅を広げ、座席幅を拡大するなど快適性を向上しています。
- 運行情報や乗換案内を表示する大型ディスプレイ(17インチ)を一部のドア上部に設置し、情報提供の充実を図ります。
- 車いすやベビーカーをご利用のお客さまのためのフリースペースを各車両に設けます。
- 各車両の客室に車内防犯カメラを設置します。また、従来の車両では1両に1か所だった非常通報装置を4か所に増やし、セキュリティを向上します。
- 車両側面にカメラを設置し、乗務員が運転台からお客さまの乗降を確認する機能など、ワンマン運転に対応した機器を搭載します。
- モニタリング技術を活用した車両搭載機器や線路設備の状態監視機能により、故障の予兆を把握し、事前に対処することでさらなる安全性・安定性向上を実現します。
- 主回路機器にSiC(炭化ケイ素)半導体素子を採用することにより車両の消費電力を抑制し、環境性能を向上します。
- 車両の前面デザインは、遠くまで広がる湘南の海とダイナミックな波の水しぶきを水玉模様で表現しております。また、前面と側面のカラーリングには、遠くまで広がる湘南の海をイメージした濃淡2色の青色を配しています。
- 座席のカラーは、相模川の豊かな流れや湘南の海をイメージした爽やかなブルー系のツートンカラーとしています
車内はオールロングシートを採用しており、4両編成(2M2T)となっているほかは房総エリアで活躍するE131系と共通のようですね。
205系は順次置き換えへ、譲渡の可能性は?
今回の新型車両投入により置き換えられる205系は1991年に相模線が電化される際に製造されたもので、前面デザインなどが若干他車と異なっているのが特徴となっています。
譲渡先に真っ先に浮かぶのはインドネシアですが、現在中古車両の輸入が禁止されている状態。4両編成というのがネックで譲渡先に上がりそうな私鉄だと2両・3両編成が多いんですよね。となると全車解体となるのでしょうか…
余命がついに宣告された205系。撮影・乗車はお早めに!