昨日芸備線の 東城~備後八幡駅間で流入した土砂に車両が乗り上げて脱線転覆しました。幸い運転士に目立ったけがはなく、乗客はいなかったとのことです。現時点での情報や反応などをまとめました。
脱線事故の詳細
土砂に乗り上げて脱線しました 。
脱線した車両は線路の隣で横倒しになっています。近くの道路には複数の消防隊員らの姿が確認できます。
事故は日の出直前の9日5:50ごろに起きました。JR芸備線の1両編成の車両が線路に流れ込んでいた土砂に乗り上げました。運転士が手前で気付いて非常ブレーキを掛けたものの、間に合わなかったということです。当時、電車には乗客はおらず、運転士に目立ったけがはありませんでした。
実は、芸備線はこれまでにも苦難の道のりをたどっていたのです。2016年にも土砂に列車が乗り上げて脱線する事態に。さらに、おととしに発生した西日本豪雨では鉄橋が流され、1年以上にわたって一部区間で運転見合わせが続き、去年、全線で運転が再開したばかりでした。 JR西日本によりますと、今回の事故の影響で一部区間で運転を見合わせていて、バスやタクシーなどで振り替え輸送を行っています。運転再開のめどは立っていないということです。
引用: 苦難続いた芸備線で脱線・横転 「廃線心配」の声
この事故で、 東城~備後落合駅間で列車の運転を見合わせています。 なお、運転再開のめどは現時点ではたっていないとのことです。
→その後、5月ごろまでに復旧を目指す方針を発表しています。なお、車両については搬出が困難な為現地で解体されました。当該車両はキハ120-358です。
→現在は通常ダイヤで運行しています。
成羽川へ軽油が流出
なお、この事故の影響で成羽川へ経由が流出しました。付近の住民から連絡を受け車両を確認したところ、車両下部にある燃料タンクのふたから、タンク内にあった軽油約200リットルが漏れたことが判明しました。
漏れた油は吸着マットを使用して吸い取るとともに成羽川に仮設のオイルフェンスを設置しています。
復旧は行わず廃線に?
芸備線の末端区間は4月から増便の検証実験が行われるはずでしたが、その矢先に今回のような事故が起きてしまいました。
災害からの復旧を行わずに廃線となったケースはJR東日本の岩泉線などがありますが、芸備線の末端区間も同様の事態となってしまうのか。増便されるこの機会に乗りに行きたいと思っていただけに大変残念です…
正直学生がいないことを割り引いてもこの程度の輸送力で十分という事なら既に鉄道としての使命は終わっていると言わざるを得ず、早晩バス転換されてしまう可能性が高いでしょう。
最後に
コメント欄に関しては荒れる可能性があるためしばらくの間閉じさせていただきます。
はっきりいって、個人のブログで思ったことなどを自由に情報発信していることに対して一々匿名でいちゃもんをつけてくる輩に対応するのも面倒ですし、日本では言論の自由も表現の自由も認められていますので…(コレがわからなかった人はもう一度社会科の勉強をやり直すように。)