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 これまで鶴見駅では鶴見線内が全駅無人駅のため京浜東北線と鶴見線の乗り換えの際に中間改札を通る必要がありました。しかし、SUICAなどのICカードの普及に伴い2月末を以てこれを撤去することが発表されています。利便性が向上する一方でキセル乗車が増加するのではないか?という懸念もあります。JR東日本はどう対処するつもりなのでしょうか?

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鶴見駅名物の中間改札が撤去へ…

【改札の外へ!珍事の連続】鶴見線の大回り乗車が特殊すぎる!川崎→鶴見→浜川崎→尻手 乗車記

 鶴見線内は1971年以降鶴見駅以外が無人駅され、その際に鶴見駅に中間改札が設けられています。大都市近郊区間の設定後も大回りで鶴見線内に乗車する際は係員に声をかけて有人通路を通してもらう必要がありました。

 しかし、もともと鶴見線は工場勤務者の定期利用が多かったことやICカードの普及などに伴い中間改札を設けている必要性が薄れたことから2月末を以て中間改札が撤去されることとなりました。コスト削減の一環なのでしょうが、時代を象徴する名物がまた一つ姿を消すこととなりました。

キセル乗車増加の懸念が。JR西日本とは真逆の動きに…

 JR西日本では加古川駅や姫路駅・和歌山駅で相次いで中間改札を設置し一定の効果を上げてますが、ここへ来てJR東日本はそれとは真逆の対応に出ており、キセル乗車が増加するのではないか?という懸念が出ています。

 このほか、JR東海は車内改札を徹底して運賃の取りこぼしを防いでいますが、JR東日本はそこまでするのかどうか。もちろんJR東日本側も無策ではないと思いたいですが…

キセル乗車は犯罪

 当然ですが、キセル乗車は犯罪です。キセル乗車が判明した場合3倍の増運賃が請求されるほか、鉄道営業法や詐欺罪・電子計算機使用詐欺罪・偽造有価証券行使等罪に問われるわけで、悪質な場合は実刑となることもあり得ます。きっぷは正しく使いましょう。