スポンサーリンク

2019年の春のダイヤ改正では各地で大幅な変更が行われます。今回は新駅開業などがあるJR九州を取り上げます。

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました!

みずほ増発、一部列車は停車駅増

九州新幹線

今回のダイヤ改正でみずほ号の定期列車が1往復増発され7往復の運転になります。また、 定期列車の「みずほ」の一部が久留米駅または川内駅に停車します。

特急列車の接続改善

ソニック号

今回のダイヤ改正で、小倉駅で特急「ソニック2号」から新幹線の「のぞみ4号」に乗り換えができるように接続を改善され、新大阪への到着が現在より34分早くなります。

香椎線にBEC819系「DENCHA」を投入

香椎駅
引用:香椎線

 今回のダイヤ改正で 香椎線(西戸崎〜宇美)の全列車がBEC819系(DENCHA)での運行に変わります。

 これにより所要時間が西戸崎〜香椎間で平均2分、香椎〜宇美間で平均3分短縮します。

 また、乗降口がキハ40系1両2ドアからBEC819系DENCHAは3ドアに増え、さらに定員が2両編成で60名増加し280名になることとオールロングシート化により、混雑の緩和が見込まれます。

筑肥線新駅「糸島高校前駅」が開業!

筑肥線の波多江~筑前前原間に新駅「糸島高校前駅」が開業します。

これにあわせて、 JR九州はダイヤの一部変更を発表しました。

新駅「糸島高校前駅」を発車する列車本数は、
【福岡空港方面】平日77本 休日68本
【筑前前原方面】平日77本 休日68本
※休日の快速列車は「糸島高校前駅」に停車しません。

新駅「糸島高校前駅」の始発・最終列車

糸島高校前駅始発・最終列車
引用元:筑肥線のダイヤを一部変更します

また、利用の多い朝時間帯にダイヤを調節します


引用元:筑肥線のダイヤを一部変更します

日中の博多南線、パターンダイヤ化

博多南線
700系レールスター

山陽新幹線 博多駅と、博多総合車両所の間、9kmを旅客化した博多南線。
この「新幹線なのに在来線」の博多南線 11~19時に発車する博多南駅発の列車を、2019年3月から40分台にそろえて、利用者によりわかりやすい設定にする。
これまでばらばらの時間で発車していた博多南駅発列車を、11~16時の間は毎時46分発に、17~19時の間は毎時44分発にそろえる。
今回の変更で、博多南線の運行本数に増減はない。

引用元: 「新幹線なのに在来線」の博多南線、11~19時の出発時間をそろえてわかりやすく

九州新幹線の車内販売終了

2019年3月15日(金)をもって博多~鹿児島中央間の新幹線では車内販売を終了させて頂きます。
これに伴い、博多~鹿児島中央間を運転する全ての新幹線で車内販売の営業およびグリーン車サービス(おしぼり配布等)も終了致しますので、予めご了承下さい。

引用元: 九州新幹線車内販売等の終了のお知らせ

これにはさすがにショックを隠し切れませんね。JR九州独自の工夫で何とかならなかったものでしょうか?

 しかし九州新幹線は博多~鹿児島中央を乗り通しても2時間かかりませんから車内販売の売り上げはあまり伸びなかったのは仕方ないのかもしれません。仕方ないといえば仕方ないですが、せめて利用客の見込める土休日だけでもできないものでしょうか?

821系、いよいよデビュー

821系
引用:821系
https://twitter.com/47_8176/status/1107293671802572807

昨年の2月から試運転を繰り返してきた821系ですが、いよいよ運行を開始します。この 821系は炭化ケイ素(SiC)半導体をモーターの制御装置に採用することにより、現在走っている 415系電車に比べて消費電力量を約70%削減します。 座席はオールロングシートで、1人あたりの座席幅を拡大。 車内には、車いすなどの為のスペースが1編成につき2か所設けられたほか、4か国語対応の案内表示器を設置。 出入り口には足下を照らすライトが設置されています。 運用は以下の通りです。(ダイヤ乱れ時はこの限りではありません)

821系 運用
引用元: 821系電車の運行を開始します!!

肥薩おれんじ鉄道線の直通運転終了

肥薩おれんじ鉄道
引用: 肥薩おれんじ鉄道線

今回のダイヤ改正で快速「スーパーおれんじ」の熊本乗り入れと 快速「オーシャンライナーさつま」の鹿児島中央乗り入れが終了することになりました。まだ記録が済んでない方はお早めに。

その他

平日に日豊本線で16時台に佐伯発臼杵行き1本を増発します。
なお、この列車は終点の臼杵で大分・別府方面亀川行きに乗り換えられます。
平日に吉都線で21時45分都城発吉松行き普通列車が定期列車化されます。

まとめ

今回のダイヤ改正は新駅の開業以外は小幅な改正にとどまっているといえるでしょう。

しかし、車両面では2形式が新たに導入され、香椎線ではキハ40やキハ47の運行が終了します。乗車や撮影はダイヤ改正までに済ませるようにしてください。

また、821系の導入で今後415系の淘汰が進むことが十分に予想されますので、こちらの記録もできるだけ早く済ませたほうがよいでしょう。

今回のダイヤ改正で九州新幹線の車内販売が終了することにも驚きを隠せませんでした。すでに在来線の D&S列車 以外の特急列車では車内販売を終了していましたが、これにより、JR九州内で車内販売を行う列車はD&S列車(観光列車)のみとなります。やはり、観光客がいないと車内販売の売り上げも伸び悩むのでしょうか。九州新幹線の車内販売 が無くなるということで、今後は乗車前に飲食物などを確保してから列車に乗車するよう気を付けましょう。