ついに来春のダイヤ改正(3/14実施)の内容がJR各社から発表されました。順次各社・各地区ごとのダイヤ改正の内容を見ていきたいと思います。今回は山陽・九州新幹線編です。
みずほ号増発と福山・新山口駅一部停車
今回のダイヤ改正で臨時列車として運行していた「みずほ」を定期運転とし、1往復増発します。
また、 最速達タイプの「みずほ」が新たに福山駅と新山口駅に停車し、関西方面及び熊本・鹿児島方面のアクセスが更に便利になります。
これにより、「スーパーおき1号」と「みずほ605 号」が乗換可能となり、熊本・ 鹿児島中央方面へ最大約20分の所要時間短縮を図ります。島根県西部から九州方面への観光やビジネスがさらに便利になります。
700系B編成は定期運用を離脱
700系B編成は今回のダイヤ改正で定期運用を離れ、臨時列車の運用のみとなります。
「のぞみ」の所要時間短縮と増発
東海道・山陽新幹線を直通する列車を臨時列車を含めて全てN700系で統一し、東京駅~岡山・広島・博多駅間の「のぞみ」の所要時間を短縮します。これにより、毎日運転する「のぞみ」の平均所要時間は、東京駅と博多駅間で4時間台になります。
また、東海道新幹線の「のぞみ12本ダイヤ」に合わせて「のぞみ」の運転本数を1本増やし、臨時列車を含めた1時間あたりの片道最大運転本数が6本の時間帯を拡大します。
特急との接続改善
九州・博多・広島方面からの新幹線と、米子・出雲市方面の特急「やくも」の岡山駅での接続を見直し、「のぞみ」と「さくら・みずほ」の両方に接続します。これにより、山陰エリアへのアクセスがますます便利になります。また、東京・新大阪方面の列車との乗換時間に余裕を持たせます。
東海道・山陽新幹線のダイヤ見直しにより、高知・徳島駅を8時~11 時台に発車する特急「南風」・「うずしお」から「のぞみ」の接続が改善され、広島・博多方面への所要時間が短縮します。 また、岡山駅で東京発「のぞみ」と特急「しおかぜ 29 号」快速「マリンライナー17・19 号」の接続 が改善され、所要時間が短縮します。
まとめ
- 「みずほ」は1往復増発、新たに福山・新山口駅に一部列車が停車
- 700系B編成は定期運用を離脱し、臨時列車のみの運用になる
- 「のぞみ」の所要時間短縮と増発、東京~博多間の平均所要時間が4時間台に
- 山陽新幹線と岡山・新山口駅での特急列車の接続を改善する。