来春のダイヤ改正(3/14実施)の内容がJR各社から発表されましたが、JR編のまとめはこれで最後です。今回はJR九州のダイヤ改正の内容を見ていきたいと思います。
九州新幹線運行ダイヤ見直しと増発
![みずほ](https://i0.wp.com/akki-trip.com/wp-content/uploads/2020/01/JRW_N700-7000series_S1.jpg?resize=1024%2C796&ssl=1)
熊本駅・鹿児島中央駅のデータイムの発車時刻を調整し、熊本駅では概ね20分に1本、鹿児島中央駅では概ね30分に1本として、発車時刻をわかりやすくします。
また、臨時列車で運行していた「みずほ」1往復を定期列車に格上げし、利便性と速達性の向上を図ります。
![みずほ](https://i0.wp.com/akki-trip.com/wp-content/uploads/2020/01/0dabf80220da30a81b3dc76afd7b2c9d.jpg?resize=626%2C171&ssl=1)
821系追加投入、415系置き換えへ
![821系](https://i0.wp.com/akki-trip.com/wp-content/uploads/2019/04/3ac5d52f8e4bce07024b40cba46b94b9.jpg?resize=1024%2C684&ssl=1)
新型電車「821系」を福岡地区・北九州地区へ3編成を追加投入し、快適性の向上を図ります。なお、これにより415系の置き換えが行われ、12両編成での運行は見納めになると思われます。
長崎地区に新型車両YC1系投入
![YC1系](https://i0.wp.com/akki-trip.com/wp-content/uploads/2020/02/JR_Kyusyu_YC1.jpg?resize=1024%2C681&ssl=1)
今回のダイヤ改正で長崎地区の大村線を中心に運行されていたキハ66・67系の置き換えを目的として新型車両YC1系が投入されます。
YC1系はJR九州では初となるディーゼル・エレクトリック方式による蓄電池搭載形のハイブリッド気動車として導入されます。車体は3ドア両開きの近郊型となり、バリアフリーに配慮してステップが省略されています。
座席は一部の区画がボックスシートのほかはロングシートを採用しており、混雑の緩和を図ります。また、ボックスシートの区画には大型のテーブルが配置されています。
821系と同様に一人あたりの座面幅を広げるほか、出入り口の足下ライトや半自動ドア、LCDディスプレイ、フルカラーLED式の行き先表示器を採用しています。
なお、2020年度までに24両を投入する予定となっています。
指宿枕崎線・宮崎空港線は運行ダイヤをパターン化
![宮崎空港駅](https://i0.wp.com/akki-trip.com/wp-content/uploads/2020/02/Miyazaki_Airport_Station_Platformi-scaled.jpg?fit=640%2C480&ssl=1)
鹿児島中央駅発(指宿・枕崎方面)、及び宮崎空港駅発(宮崎・延岡方面)のデータイムの発車時刻をパターン化し、わかりやすくします。
なお、宮崎空港~宮崎間は特急列車でも普通車自由席であれば乗車券のみで利用できます。
![時刻表](https://i0.wp.com/akki-trip.com/wp-content/uploads/2020/02/05f1e8fad54fa918bfadc9a53e7ad716.jpg?resize=637%2C259&ssl=1)
その他
- 長崎駅~浦上駅間が3/28に高架化されます。これに伴い 4箇所の踏切が廃止され、踏切遮断による交通渋滞や踏切事故が解消されます。
- 現在運転している特急「かわせみ やませみ」1号・2号は毎日運転を取りやめ、ご利用が多く見込まれる土休日を中心に運転します。
- 豊肥本線(大分~中判田間)でデータイムの一部普通列車の両数を1両から2両に増結します。
- 平日に西戸崎駅(7:46 発)~ 博多駅(8:31 着)の 直通列車を運行します。