2025年春ダイヤ改正まとめ：JR東日本・関東甲信越エリア編

　2025年春（3/15）に行われるダイヤ改正の内容をまとめました。今回は関東・甲信越エリア編です。中央快速線でのグリーン車サービス本格開始やそれに伴う特急「はちおうじ」・「おうめ」の運転終了、特急「あかぎ」の運行縮小が主な内容となっています。

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遂に中央快速線のグリーン車サービス開始

　中央線快速の東京～大月間、青梅線の立川～青梅間においてグリーン車による有料着席サービスを開始します。グリーン車は東京寄りの4号車と5号車に連結された2階建ての車両で、乗車には「グリーン券」が必要（Suicaで乗車の場合50kmまで750円、100kmまで1000円）となります。なお、既存の線区との乗り継ぎは適用されませんので注意しましょう。

　特急「はちおうじ」・「おうめ」の運転を取りやめ、早朝・夜間帯の河辺始発・終着の一部電車を青梅始発・終着に変更します。

　「ホリデー快速おくたま」について、朝の下り列車を新宿発から東京発とし利便性を向上します。

　ダイヤ改正後の時刻は上の通りです。

夕方の「あずさ」を東京発に、南小谷乗り入れは白馬まで縮小

　大糸線に直通する特急「あずさ」の運転時刻および運転区間を変更します。「あずさ」5・46号の南小谷駅乗り入れを取りやめます。また、上りの白馬発を「あずさ」38号（白馬発13：41）とし、首都圏エリアへの帰りがより便利になります。

　土休日を中心に松本～白馬間で臨時特急「はくば」を運転（途中停車駅：豊科・穂高・信濃大町）します。また、と接続する臨時普通列車（白馬～南小谷間）もあわせて運転します。

　夕方の「あずさ」を新宿発から東京発とし、利便性を向上します。

　山梨エリアから東京方面への利便性向上を目的として、臨時特急「かいじ」70号を運転します。

「しらゆき」の運転時刻変更

　特急「しらゆき」の時刻を見直し、ご利用の見込める時間帯に変更することで利用促進を図ります。

　ダイヤ改正後の時刻は上の通りです。

越後線の新駅開業

　越後線の新潟駅～白山駅間に新駅「上所」駅を開業し、越後線の全列車が停車します。白山駅から約1.6km、新潟駅から約1.5kmの場所に設置される無人駅です。

北陸新幹線の運転間隔調整

　北陸新幹線「あさま」624号の運転時刻を繰り下げ、ご利用が集中している「はくたか」568号との運転間隔を平準化します。本庄早稲田駅の停車間隔調整のため「たにがわ」412号の本庄早稲田駅停車を「とき」328号に変更します。

　ダイヤ改正後の時刻は上の通りです。

八高線の輸送体系見直し

　八高線の輸送体系を見直し、全列車を2両編成のワンマン運転とします。

　朝方の高崎発について一部列車の運行時刻を上の通り変更するほか、高崎～群馬藤岡間で1往復を増発（高崎 6:55→ 群馬藤岡 7:09、群馬藤岡 7:21→高崎 7:36）します。児玉7:43発高崎行は運転をとりやめます。

　このほか、八高線に新型車両を導入し、同線で運用しているキハ110系を順次置き換えます。

その他

• 特急「成田エクスプレス」45・50・52号を新たに千葉駅停車とし、千葉駅と都心方面や成田空港への利便性を向上します。このほか、成田空港駅を18時台および19時台に発車する一部列車で運転時刻を変更します。
• 総武快速線は平日の東京駅を18時台に発車する下り列車を1本増発（東京18：12→津田沼18：42）するほか、東京駅を20時台に発車する下り列車の運転本数を見直します。
• 京葉線は西船橋駅～海浜幕張駅間の夕方～夜間にかけて2往復を増発し混雑を緩和します。また、東京駅～蘇我駅間で夕夜間帯の下り各駅停車（平日2本・土休日1本）を快速列車に変更し、所要時間を短縮します。
• 平日夕方に拝島で折り返している五日市線の一部列車を立川始発・終着に変更し利便性を向上します。
• 南武線では平日の夕夜間帯（概ね18時台～19時台）に立川発の上り列車を2本、稲城長沼からの下り列車を2本増発します。また、全線でワンマン運転を開始します。
• 高崎線では土休日の一部列車を10両編成から15両編成に変更し、快適性を向上します。また、土休日の一部列車の始発駅を籠原駅から高崎駅に変更し、利便性を向上します。
• 「あかぎ」4号を鴻巣発に、「あかぎ」5号を本庄止まりに短縮します。また、土休日は「あかぎ」の運転を取りやめます。
• 特急「ときわ」は定期列車を全列車品川駅発着とし利便性を向上します。
• 常磐線では早朝の我孫子発・高萩行列車を勝田行に、上野発・水戸行列車を高萩行に変更します。これにより最大で15分所要時間を短縮します。
• 臨時特急「信州」を全車指定席にします。
• 篠ノ井線の塩尻～松本間で日中時間帯に普通列車を2往復増発します。また、大糸線信濃大町～南小谷間では夜間帯の1往復の運転を取りやめます。
• その他各線区で接続を改善します。