スポンサーリンク

 覚悟はしていましたが、遂にその時が来てしまいましたね。長らく寝台特急として活躍を続け、北海道新幹線開業後もツアー列車として運行を続けてきた「カシオペア」ですが、老朽化などが進んできたのか遂に6月末で運行を終了することを明らかにしました。

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました!

「カシオペア」遂に引退!

長らく豪華寝台列車として活躍

【35万円】寝台特急カシオペア号の最高個室・スイート展望室に乗車 17時間10分の旅(上野→秋田)

 寝台特急「カシオペア」はJR東日本の新たなフラッグシップトレインとして1999年に登場し、同年夏に上野~札幌間で運行を始めました。全客室をA個室寝台とし、ラウンジカーや食堂車も設置されていました。なお、客室は全て2人用でぼっちお断りという状況でした。

 北海道新幹線開業に合わせて運行が終了となり、その後はツアー列車として運行されていました。しかし、JR東日本が新たにクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」の運行を開始したことや長年厳しい気候で運行を続けてきたためか老朽化が進んでしまったことも手伝って遂に今年の6月末で運行を終了することとなりました。今後については現時点で未定とのことです。

近年は撮り鉄の騒動が問題に

 まあ、最近では「カシオペア」が走るたびに撮り鉄がトラブルを起こすことが常態化していましたからね。2023年6月にはカシオペアの撮影をしようとした撮り鉄が線路敷地内に侵入し列車が緊急停止して10分以上も列車が遅延する事態が発生しました。3名のうち2名は鉄道営業法違反で書類送検されその後罰金の略式命令を受ける事態にもなっています。

 今年に入っても撮り鉄によるトラブルが続出していますし、これ以上のトラブルには耐えられなかった…というのも引退の一因なのかもしれませんね。