スポンサーリンク

 西武鉄道が車両のVVVF化を進めるために他社の中古車両を譲り受け導入するサステナ車両ですが、第1弾となる8000系が5/31に国分寺線で運行を開始します。また、東急電鉄の9000系も今年度は3編成を導入するということで、いよいよ非VVVF車両の置き換えが本格化することになります。

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました!

導入に向け準備万端、遂に5/31に国分寺線で運行開始

【サステナ車両】小田急電鉄8000形が西武鉄道8000系として生まれ変わります

 サステナ車両として譲渡された小田急電鉄8000系ですが、西武鉄道の8000系として走るために車内外で大規模な改装工事が行われ試運転や乗務員訓練が続けられてきました。そして、今月の5/31に国分寺線で運行開始することとなります。今後も導入を続け、6両編成7本が導入予定です。

 同車両の運行開始を受けて、「サステナ車両8000系デビュー記念乗車券」を発売します。

  • 先行発売:新所沢駅改札外特設ブース(限定2000セット)、5/25初電車~13:00
  • 一般発売:西武新宿駅(特急券うりば)・国分寺駅(お客さまご案内カウンター)・小川駅(駅窓口)・東村山駅(お客さまご案内カウンター)で3000セット、5/31~7/31
  • 発売価格は1セット2000円で1人5セットまで、支払いは現金のみ。
  • 有効期間は8/31までのうち、最初に改札を受けた日に限り有効。有効エリアは西武線全線。特急列車および有料座席指定列車にご乗車の際は、別途料金が必要です。

 この他、小田急電鉄とのコラボグッズも発売されます。

東急9000系も2025年度から譲渡始まる

 また、東急の9000系についても西武鉄道に譲渡される予定になっており、今年度は3編成が譲渡される予定になっています。また、類似する9020系についても今後譲渡される予定の模様。形式についてですが、西武鉄道では7000系になります。

 なお、現状4000系によって行われている秩父鉄道への乗り入れはVVVF装置による誘導障害が問題になるとして7000系では行わないとのことです。

本線系統でも非VVVF車の淘汰へ

 本線系統については2027年度を目処に池袋線(池袋~小手指)、西武有楽町線、豊島線にTASCを導入することから現在池袋線で運用されている2000系については40000系の投入により置き換えを進め、2026年度までに運行を終了する見込みとなっています。

 この他、新宿線で運用されている特急車両10000系(NRA)についても来年度から新型車両を導入しライナー列車として運行する方針とのことです。ここ1~2年で一気に非VVVF車両の淘汰が進む見込みですので、乗車や撮影は早めに行うことをお勧めします。