今春のダイヤ改正でICOCAエリアが拡大され、北近畿エリアが新たにICOCAで乗車可能になりました。これに伴い大回りが可能な範囲も大幅に拡大しています。注意点などをまとめました。
ICOCAエリアが大幅に拡大!
今回のダイヤ改正でICOCAエリアが拡大し、以下のエリアで利用可能となりました。
- 山陰本線…園部~城崎温泉
- 福知山線…篠山口~福知山
- 播但線…寺前~和田山
- 小浜線…綾部~東舞鶴
これに伴い、ICOCAを使用した大回り乗車の可能範囲が大幅に拡大しています。
加古川線一部区間ではICOCA利用不可
なお、加古川線の西脇市~谷川間はICOCAエリアとなっておりませんので、この区間はICOCAで乗車することができません。ここは紙の切符と違う点ですので注意が必要です。
飲食物の確保は計画的に。改札内に店舗がない場合も…
注意点のひとつとして改札内に売店や飲食店が無い駅が意外と多いですので飲食物の確保は計画的に行いましょう。大回り乗車では途中で改札外に出られません。
一例として、奈良駅や福知山駅、和歌山駅は改札内には売店も飲食店もありません。乗り換えで利用する方も多いでしょうから、注意が必要なところです。
東海道線・山陽線の大きな駅、多数の列車が発着する天王寺駅であれば売店や飲食店がありますので、これらをどうやって旅程内に組み込んでいくか考えるべきでしょうね。これ以外で改札内にコンビニがある駅は大阪環状線内を除くと王寺駅くらいしかありません…
振替輸送はなし
ICOCAで乗車している場合、振り替え輸送が受けられませんのでこの点も注意が必要です。運転再開までひたすら待つか、精算して発駅まで戻るかの選択を迫られます…
また、列車が遅延した場合でも遅延に対する保証はなく、終電後は強制的に改札外に出されます。ある程度旅程には余裕を持たせるようにしましょう。