JR北海道では大型除雪機械をベースとした新型ラッセル車を導入することを明らかにしていましたが、このたびキヤ291系が函館の津軽海峡フェリー埠頭に置かれているのが目撃されました。今後どうなっていくのでしょうか?
キヤ291系目撃
函館の津軽海峡フェリー埠頭でキヤ291-1が置かれているのが目撃されました。製造は新潟トランシスで配置は旭川運転所となる模様です。量産試作車と思われ、今後冬季に向けて各種試運転などを行うことになるでしょう。
DE15形の去就は?
DE15形は国鉄時代にDE10形をベースに開発された低規格線区に入線可能なラッセル式除雪機関車として登場しましたが、排雪作業を行わない春期~夏期に関してはSL列車の補機やSLおよび客車等の回送列車、臨時列車の牽引機としても使用されています。
現在は全車GPSを装備しており、踏切や橋梁など除雪作業の障害となるものの位置を知ることが可能となっています。
国鉄時代に製造されたこともあり、過酷な環境も相まって老朽化が徐々に進行しており今後キヤ291系の試験が良好で順調に量産されることになれば遠からず置き換えが行われることになるでしょう。
他社も置き換え進む、形式消滅へ?
なお、JR西日本も新型の除雪気動車キヤ143形の登場により順次置き換えられていく予定となっており、あいの風とやま鉄道でもENR1000形により置き換えが行われることになっています。
また、秋田臨海鉄道については来春を以て路線自体が廃止になります。DE15形の全廃もそう遠くないと思われますので、記録はお早めに。