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 JR西日本が運行している芸備線ですが、末端区間は利用客が少なく屈指のローカル路線として鉄道ファンから有名ですね。しかし、さすがに新型コロナウイルスの影響で経営が逼迫しているのか、JR西日本が芸備線の沿線自治体に対して今後の路線の在り方について協議を申し入れたことを明らかにしました。おそらく廃線に向けた協議なのではないかと思われます…

沿線自治体と協議へ 

 JR西日本は8日、広島県北部と岡山県を結ぶ芸備線(159キロ)の利用減などの課題を洗い出すため、一部の沿線自治体に協議を申し入れたと発表した。今後の話し合いの内容によっては、一部廃止も視野に検討する可能性がある。コロナ禍による収益悪化を受け、採算が悪いローカル線の見直しが加速しそうだ。

(中略)

 同社は7月にも、両市などと沿線地域の利用状況や鉄道以外も含む公共交通の状況などを整理し始める。広島県にも追って申し入れる見通し。協議には必要に応じて、地元の交通事業者にも加わってもらう考えだ。

 同社が利用データなどをもとに自治体に具体的な議論の場を申し入れるのは初めて。平島道孝・岡山支社長は8日の会見で、「(検討対象の区間は)特に利用が少ない状態が続き、コロナ禍により課題が鮮明になっている」と説明した。現状や課題について共通認識を持つための場」で「存続、廃止は議論対象でない」としたうえ、将来的な廃止の可能性も「今からの議論でコメントできる状況にない」と話した。

引用:利用低迷の芸備線、JR西日本が地元と存廃視野に協議へ

 何と遂にJR西日本が芸備線の廃止に向けて動き出した模様です。現時点では存続・廃止は協議対象ではないとしていますが、どう考えても廃止を考えているでしょう。地元の交通事業者も話し合いに加わるってことは代替バスをどうするかということと思われます。

廃線確実な備後落合~新見

【これが最過疎路線の現状】18きっぷシーズン外に日常の芸備線に乗って厳しい現実を見てきました。備後落合→新見 乗車記

 特に備後落合~東城間はたったの1日3往復、東城~新見間にしても1日6往復です。平均通過人員は備後落合~東城間は9人、東城~新見間も73人…もうバスで運びきれる程度の人数ですね。伯備線の駅なのに芸備線の列車しか停車しない布原駅も廃止かな…

 最も東城~新見間は代替バスになるとしても備後落合~東城間はどうするのか。事前予約制のデマンドバスのような形になるんでしょうかね?

存続が厳しそうな備後庄原~備後落合間

 次に三次~備後庄原~備後落合間を見ていきますが、こちらも2018年時点で平均通過人員が196人/日。ここも全区間バス転換かと思いましたが、備後庄原駅までは通学需要があるのか?区間便があるんですよね。なので、庄原市の代表駅である備後庄原駅まではとりあえず存続させるのかな?という感じはしますね。

 ただ、そうなると木次線が宙ぶらりんな恰好になってしまいますが、「奥出雲おろち号」が2023年で運行を終了することから木次線も廃止される可能性が高いでしょう。

ネット上の反応は? 

 鉄道を何か天然記念物のようなもんと勘違いしとるヤツらがかなり多い。普段自分らもクルマばかり乗って鉄道なんか利用せんくせに、いざ廃止とか言い出すとギャーギャーわめき散らす。こんなヤツらの言うことばかり聞いてたら社会が成り立たない。

 ちなみに国会議員はJRのフリーパスがあるせいか、撮り鉄の石破に前原と鉄道マニアが意外に多い。地元も道路や空港そして同じ鉄道でも新幹線の誘致ばかり力を入れて、こういう赤字ローカル線の維持の方は後回しやったな。ホンマはそれの方こそこのオッサンらに働きかけるべきやったんかも分からんがもう手遅れやな。

引用:利用低迷の芸備線、JR西日本が地元と存廃視野に協議へ

 例えば、旅客輸送はほとんどないけど貨物輸送が残ってますとかさ、区間乗車はほとんどないけど通過特急で利用されているとかなら良いんだけど、こうなってしまうとね

 鉄道のメリットってさ、同時大量輸送と速達性だと思うんです。都市圏みたいにバスでは代替できない旅客量がある、道路は混雑して時間がかかるなどの理由があればならよし
 でも、車の方が早い、ましてやバスの方が早い、バスで需要が足りている、この時点で存続意義は無い。
存続を唱える人は、鉄道がなくなれば衰退する→あれば発展すると主張することご多いが、既に存在するものが使われていない時点で地域経済に影響がないことが証明されてしまっている。あったらいいな でも自分は使わないなーでは存続できない

引用:利用低迷の芸備線、JR西日本が地元と存廃視野に協議へ

 沿線住民が年に一度だけでも良いから、鉄道駅近くの目的地へ行く時に、車でなく鉄道を使う気持ちがあるかどうかだけでも意識が違って来る。自治体側も、病院でも公共施設でも良いから、駅から歩いて行ける場所に目的地を作る努力をして欲しい。郊外のロードサイドの店に客を奪われて、シャッター通りになった駅前商店街も危機感は共有してくれる筈。

引用:芸備線の行方…住民の危機感 広島

 そもそも鉄道は、公共交通機関と言われながらも基本的に全てを自前でやらなきゃならない。それに対して道路は、私道ではない限り建設費から保守費まで全て自治体または国が持ってる。こんな状態で鉄道が道路に敵う訳がない。
 人口が減って利用者が減れば、当然鉄道収入は減るし、都市部や鉄道以外の儲けで補うにも限界がある。地元として鉄道を残したいなら、これまでの考え方は根本的に改めて、上下分離方式等を真剣に考える時期になったんじゃないですかね。

引用:「JR芸備線」協議開始 存続か?廃止か?地元は危機感強める【岡山・新見市】