JR九州は9月8日、クレジットカード等のタッチ決済による乗車サービス「クレカ乗車」に関する2つのニュースリリースを発表しました。9月18日(金)より対象エリアを福岡都市圏の主要路線へ大幅拡大し、利用可能駅を計92駅に広げるほか、これに先立ち9月12日(土)から筥崎宮で開催される秋の大祭「放生会」にあわせ、運賃が最大20%割引となるキャンペーンを実施します。
タッチ決済「クレカ乗車」対象エリアを9月18日より拡大
JR九州では、2022年7月にJRグループ初となるタッチ決済乗車の実証実験を開始し、2026年4月1日より鹿児島本線(門司港駅~久留米駅)および香椎線(海ノ中道駅)において本格導入を行ってきました。
今回の拡大は2025年12月12日に公表された計画に基づくもので、2026年9月18日(金)の初列車より、福北ゆたか線・香椎線・若松線へ対象エリアが一挙に拡大されます。これにより、重複を除く計92駅でクレカ乗車が利用可能になります。
対象路線と駅数(計92駅 ※線区別の重複を除く)
- 鹿児島本線:門司港駅~久留米駅(49駅)
- 福北ゆたか線:折尾駅~博多駅(27駅)
- 香椎線:西戸崎駅~宇美駅(16駅)
- 若松線:若松駅~折尾駅(6駅)
対応決済ブランドおよび利用環境
- 利用可能なカードブランド:Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯の7ブランド(全92駅で利用可能)。
- 利用方法:対象のクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード、またはそれらが設定されたスマートフォン等を、駅の自動改札機一体型端末、ポール型専用端末、または専用端末にかざして入出場します。
このエリア拡大により、福岡都市圏における日常的な移動の円滑化や、訪日外国人旅行者をはじめとする利用客のさらなる利便性向上が見込まれています。
「クレカ乗車で放生会へ行こうキャンペーン」の開催
エリア拡大に先駆けて、博多の秋の風物詩である筥崎宮「放生会」の開催期間にあわせた割引キャンペーンが実施されます。きっぷの購入や交通系ICカードへのチャージを不要にすることで、混雑緩和と公共交通機関の利用促進を図ります。
キャンペーン概要
- 実施期間:2026年9月12日(土)~ 9月18日(金)
- 対象者:JR九州のクレカ乗車サービス利用者(事前登録不要)
- 適用条件:クレカ乗車利用可能エリア内での乗車のうち、鹿児島本線「箱崎駅」または「吉塚駅」で入場または出場した区間の普通旅客運賃
- 割引内容:普通旅客運賃を最大20%割引
キャンペーン利用時の注意事項
- 割引上限:同一のカード番号かつ同一の媒体(カード本体やスマホ等)の利用につき、割引上限額は1,000円です。
- 決済時の割引:下車時の改札機には通常運賃が表示されますが、クレジットカード会社等の請求時(後日引き落とし時など)に20%割引が適用されます(運賃そのものの直接値下げではありません)。
- 端数処理:割引計算後の10円未満は切り捨てとなるため、乗車区間によっては実際の割引率が20%を下回る場合があります。
- 利用エリアの注意点:キャンペーン期間中のうち、9月12日~17日までは現行エリア(鹿児島本線 久留米~門司港、香椎線 海ノ中道)が対象となり、最終日の9月18日からは新規拡大エリア(福北ゆたか線、香椎線全線、若松線)も含めた区間で利用可能です。
今後の展望
JR九州は、クレカ乗車をはじめとするデジタル技術を積極的に活用し、利用客のスムーズで快適な移動を支援するとともに、駅周辺や道路の渋滞緩和、地域の活性化への貢献を目指していくとしています。福岡都市圏の鉄道アクセス向上とキャッシュレス化の進展に、今後も注目が集まります。






