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N700系として一番最初に製造され、 N700系の本格導入が行われた後も様々な試験が行われながら、しかし営業運用には入らず次世代機器の試験に用いられていた量産先行車N700系X0編成。

TL上では一昨日の昼頃に浜松工場へ回送されたとのこと。廃車の可能性が高いようです。今回は最後まで営業運転を行わなかったN700系の量産先行車についてとN700系の今後について取り上げてみたいと思います。

700系のモデルチェンジ車として登場

JR東海のドル箱路線である東海道新幹線では運用が過酷であり、300系の老朽化が進んでいました。この300系の置き換えを目的として700系を土台にしつつ、さらなる高速性と快適性・環境性能向上の両立を目指して新型車両の開発が行われました。

これがN700系と呼ばれるようになり、700系とは外装も内装も全く異なるため走行試験を行うために制作されたのが N700系Z0編成です。 (なお、この編成の投入で300系量産先行車J1編成が廃車)

300系と700系では各々編成番号が1から始まっていたので、N700系でその慣例が破られたことで大きな話題となりました。その後、 N700系は2007年夏に運行を開始しますが、量産化改造は行われず、ここでも慣例が破られたことになりました。

東海道・山陽新幹線の沿線では新しい車両の試運転を見るために鉄道ファンのみならず、沿線の住民や出張へ向かうサラリーマン、観光地へ向かう旅行客など多くの人々から注目を集めました。

量産車 との違いは?

N700系の量産車との違いは以下の通りです。

  • 喫煙車の設定(量産車は全面禁煙)
  • 車掌室やコンセントの位置
  • 喫煙ルームの有無
  • 自動販売機の有無

N700Aへ改造されるも、量産化改造は行われず

N700系が量産されてしばらく後、定速走行装置や新しいブレーキディスクを装備した増備型であるN700A系が登場しました。既存のN700系についてもN700A系への改造が行われ(この改造車を以降N700a系と書く)、この時にN700a系X0編成となりました。

この時にX0編成も量産車化改造が行われるものと思われましたが、 車掌室やコンセントの位置が量産車と異なること、喫煙ルームがないことがネックとなり量産車化は見送られました。

その後、後継のN700S系の一部機器の試験に活用されていました。

N700S系の 量産先行車、J0編成の登場後、去就が注目されていましたが、2月6日に浜松工場へ回送されました。廃車となる可能性が高いようです。

N700系の今後は?

昨年までN700A系の投入が行われており、まもなくJR東海では700系の置き換えが完了しそうです。

N700S系J0編成は現在試運転中ですが、まず置き換えの対象となるのは初期に製造されたN700a系ではないでしょうか。 初期のN700a系が運転を開始したのは2007年の夏ですから、もう11年以上も走っていることになります。連日、過酷な運用に就いていることを考えると置き換えが行われても不思議ではありません。