N700S系の運行開始で動向が注目されていたN700系の量産車ですが、先日X12編成が浜松工場へ廃車回送されました。少々意外な形で廃車が始まりましたが、今後どうなっていくのでしょうか?
X12編成が廃車回送
川重製の編成から廃車に?
この編成は製造されたのが2008年1月ですから、まだ減価償却は完了していないのでこのタイミングで落とすのは意外でしたね。てっきりX1~5編成のどれかだと思っていました。
最も、今までの車両は古くなってきたらメイン運用から外れてこだま運用で最期を迎えるのが一般的でしたが、N700系の場合は区別なくのぞみ運用に入れていますから劣化が激しくなっている可能性が高そうです。
そうなると、検査期限の都合で廃車にした可能性が高そうですが、川重編成から廃車にする方針なのでは?という説も否定できません。
このインシデントを起こしたのはJR西日本が保有するN700系K5編成で、この編成を製造したのが川崎重工業でした。製造工程に問題があったわけですが、JR西日本が列車を止めなかったのも原因で当時は大きな話題になりました。一歩間違えば脱線事故が発生していても不思議ではありませんでした。
JR東海に川重製のN700系が納入されたのは2009年8月のX36編成が最後で、それ以降川崎重工業との取引は無くなっています。
次にどの編成が廃車に?
恐らく今後もN700a系の廃車が行われていきますが、次はどの編成が廃車になるのか?注目が集まりますね。
- 川重製の編成…X26・X30・X36
- 減価償却済み…X1~X5