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 現在のJRでは絶滅危惧種となっている夜行快速列車のうち、最も有名なものと思われ、最近では廃止の噂が絶えない「ムーンライトながら」について取り上げる。

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概要

ムーンライトながら
引用:ムーンライトながら

「ムーンライトながら」は東京(東京都)~大垣(岐阜県)を結ぶ臨時夜行快速列車です。過去には373系や183・189系が使用されていましたが、現在は185系10両編成で運行されており、全車指定席です。4号車と5号車の間に運転室があるため、通り抜けができませんので注意してください。この列車は主に青春18きっぷの使用期間を中心に運転されています。

 車内販売はありませんので、事前に食べ物・飲み物は購入する必要があります。なお、今年3月のダイヤ改正で下り列車の浜松駅の停車時間が短縮されたので、この駅で食べ物・飲み物を確保するのは厳しくなりました。出来れば乗車前に購入しておく方がよいでしょう。

指定席を確保するには

 全車指定席ですから、指定席が確保できなければ「ムーンライトながら」には乗れませんし、無札で乗車した場合車掌から下車するように言われても文句は言えません。指定席を確保するにはどうすればよいでしょうか?

 指定席は全国のJRの駅にある「みどりの窓口」または指定席券売機、および旅行会社で1ヵ月前の朝10時から発売開始です。クレジットカードを持っており、ネット環境をお持ちの方でしたら「えきねっと」や「e5489」を利用するのが便利だと思います。えきねっとやe5489の事前予約の場合、予約の登録は1ヶ月と1週間前から可能です。ただし、えきねっとで予約した指定券の引き取りはJR東日本の「みどりの窓口」または指定席券売機でしかできませんので注意してください。e5489で予約した指定券の受け取り可能駅はこちらをご覧ください。

 詳しい情報は「人気列車の指定席を確保するには?」をご覧ください。

不要になったら払い戻し・変更を!

 ムーンライトながらの指定席はキャンセル料が1枚につき330円かかってほとんど払い戻しの金額が無いため、面倒くさがって払い戻しを行わない人も多いですが、キャンセル待ちで待っている不要になったら払い戻しか指定席の変更(1回に限り手数料なし)を行うようにしましょう。

予約日に注意!

 「ムーンライトながら」は夜行列車なので、同じ列車でも日付を跨いだ先の駅から乗車するときには乗車日が1日ずれるので乗車日の日付に注意して下さい。特に0時以降に発車する途中駅(下りの小田原以西、上りの豊橋以東)からの指定券を購入する時は、日付に注意してください。

快適に過ごすには?

 ムーンライトながらの車両には減光機能が付いていない為一晩中明るいままです。よってムーンライトながらの車両内で睡眠をとりたい場合には「アイマスク」、「耳栓」は必需品でしょう。また、「ネックピロー」もあると首を固定できるため楽に睡眠をとれるでしょう。

大垣駅の乗り換えについて

311系
引用:311系

 大垣駅では乗り継ぎ列車で米原方面の列車の席取りが有名で、「大垣ダッシュ」と呼ばれています。2016.3のダイヤ改正で米原止まりになりましたが、車両が311系、両数は8両になり、座席の確保の難易度は下がりました。ただし乗り換え時間が短くなったため、注意が必要です。

運転日について

 今春は東京発が8/1~17、大垣発が8/2~18のみの運転になっています。以前と比べて随分と少なくなってしまった気がしますね。

今後について

 現在運転に使われている185系の老朽化が進んでいることもあり、運転の継続が不透明となっています。既に「踊り子」にはE257系の投入が行われることが決まっていますが、E257系はJR東海の運転実績がない為、どうなるか注目です。詳しくは「ムーンライトながらの後継車両はどうなる?」をご覧ください。

まとめ

 いかがでしたか?このガイドがムーンライトながらの利用客にとって少しでも役に立てば幸いです。