能登半島大地震で交通機関も大打撃…運行状況は？

　能登半島の大地震から1日が経過しましたが、夜が明けて被害状況が明らかになってきましたね。鉄道なども大きな被害を受けましたが、現在の運行状況はどうなっているのかまとめました。

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました！

能登半島は壊滅状態に…

JR東日本

　越後線は内野駅～新潟大学前駅間における線路の道床陥没のため、越後赤塚駅～関屋駅で終日運転を見合わせます。昼夜を問わず復旧作業を行い、1/6正午ごろの復旧を目指します。柏崎駅～越後赤塚駅間及び関屋駅～新潟駅間は、始発から上下線で運転いたしますが、運休や遅れ、車両の両数の変更が発生いたします。

　弥彦線については列車の運休や遅れが発生する可能性があります。

JR西日本

　JR西日本は被害が大きく、明日以降も以下の路線で運転を見合わせます。

• 高山本線は1/3も特急「ひだ」（富山～高山）全列車運転を取りやめます。普通列車は猪谷～越中八尾間で運転を見合わせますが、下りは猪谷駅19：02発普通富山行・上りは富山駅18：30発普通猪谷行から運転を再開する予定です。
• 七尾線では北陸地方での地震のため1/3は8：30から金沢駅～高松駅間で普通列車のみ本数を減らして運行します。高松駅～和倉温泉駅間については運転再開の見込みは立っていません。
• 氷見線では北陸地方での地震のため線路設備に被害が確認されており、少なくとも1/5までの間全線で終日運転を取り止めます。
• 大糸線では北陸地方での地震のため線路設備に被害が確認されており、少なくとも1/7までの間糸魚川駅～南小谷駅間で終日運転を取り止めます。代行輸送の実施はありません。

　また、石川県を震源地とする地震に伴い今後も運転取り止めや運転見合わせが見込まれるため、以下の対象となるきっぷについては、払戻し・有効期間の変更を無手数料で行います。お近くのJRの駅にきっぷをお持ち下さい。乗車日から1年以内に、きっぷをお持ちのうえお申し出下さい。

対象：1/1～5を有効期間に含むJR西日本の在来線各駅（七尾線・氷見線・高山本線・大糸線）および山陽新幹線、北陸新幹線（金沢～上越妙高間）を発着又は通過となるきっぷ（同一行程で使用するきっぷを含む）

私鉄

• のと鉄道は全線で運転を見合わせています。運転再開のめどはたっていません。
• 北陸鉄道石川線は1/3始発から運転再開の予定です。浅野川線は設備点検を行うため、1/3も引き続き運休。
• あいの風とやま鉄道は津幡駅～高岡駅間で復旧工事を行うため、1/3午後以降の運転再開を予定。代行輸送（代行バス等）の運転はございません。
• 富山地方鉄道は立山線の岩峅寺駅～立山駅間において地震の影響による落石の恐れがあるため、始発より区間運休します。施設（設備）の点検を実施し、安全が確認出来たのち、運転再開の予定。
• 北陸鉄道の路線バスについては以下の通りとなります。
  • 能登地区は全便運休。運行再開の見込みは立っていません（代行輸送もありません）。
  • 金沢・加賀地区は3日以降日祝ダイヤで運行を予定。城下まち金沢周遊バスは1月5日まで運休。
  • 県内特急バスは全便運休、運行再開の見通しは立っていません。
  • 定期観光バスは当面の間全便運休。白山さん初詣バス・ゲレンデ直行バスも運休します。
  • 高速バスも新潟便・名古屋便で一部運休します。