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2018年3月のダイヤ改正の情報も出揃ってきましたね。今回は小田急のダイヤ改正を取り上げます。

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複々線化工事が遂に完成

小田急電鉄では、小田原線の代々木上原~登戸間で複々線化工事を進めており、東北沢~世田谷代田間を残して完成していました。今回、この最後の区間でも複々線化工事が完成し、列車の大幅な増発が可能となります。なお、複々線化はダイヤ改正の二週間前の3月3日に実施されます。

東京メトロ千代田線への直通列車が大増発!

・朝ラッシュ時に上り方面で18本の東京メトロ千代田線への直通列車を増発

・夕ラッシュ・夜間に下り方面で24本の東京メトロ千代田線からの直通列車を増発

なお、今回のダイヤ改正から新たに各駅停車も東京メトロ千代田線に直通運転を行うようになります。また、後述しますが「多摩急行」が今回のダイヤ改正で廃止されますので、JR・東京メトロの車両が多摩線で見られなくなる可能性があります。

新種別「通勤急行」・「通勤準急」設定

今回のダイヤ改正で平日朝ラッシュ時の上り方向のみ走る「通勤急行」「通勤準急」が設定されます。

「通勤急行」は多摩線系統の唐木田~新宿間のみの運転です。停車駅は、小田急多摩センター、小田急永山、栗平、新百合ヶ丘、向ヶ丘遊園、成城学園前、下北沢、代々木上原となっており、登戸駅を通過するのが大きな特徴です。

「通勤準急」は、本厚木方面から東京メトロ千代田線方面に直通します。小田急線内では本厚木~登戸間の各駅と、成城学園前、経堂、下北沢、代々木上原となっています。

「快速急行」の大増発

今回のダイヤ改正で「快速急行」が大増発され、多摩線への直通も開始されます。多摩線内の途中停車駅は栗平、小田急永山、小田急多摩センターです。停車駅に新たに登戸が加えられ、朝の通勤時間帯に増発が行われます。これにより朝ラッシュ時は5~6分おきに快速急行が走るようになります。

ロマンスカーの速達化

新型特急車両70000形電車が導入されるとともに、スピードアップも行われます。土休日の「スーパーはこね」で、新宿~小田原間がノンストップで最速59、新宿~箱根湯本間が最速で73分となります。

御殿場線直通特急の改称

小田急から御殿場線へ直通する特急「あさぎり」の愛称が新たに「ふじさん」になります。これにより御殿場線で長年続いてきた「あさぎり」の名が消えることになります。

今後の予定は?

現在、小田急ではホームの10両対応工事が進められており、2018年度中にも新宿~新松田間の全駅で10両対応工事が完成する予定です。これにより各駅停車を含め、新宿~新松田間で全列車の10両化が可能になります。すると8両編成に制限されていた各駅停車において10両編成での運転ができるようになるため、混雑の緩和や急行系の運用と各停系の運用が共通化されることも考えられます。3000系の10両編成化も進められているため、これが完了した時点でまた大きな動きがあるのではないでしょうか?