今年度も増備が続く京成電鉄のフラッグシップ・3100形の3155Fの陸送が行われており、間もなく京成電鉄へ入線する模様です。また、昨年6月に脱線事故を起こして以降動きが無かった7818Fが6両となって京成電鉄へ返却の動きが出ており、唯一リバイバルカラー塗装となっている3688Fが引退する可能性が出てきました。
3155Fが陸送される
今年度増備分の3100形3155Fですが、10/25に日本総合車輛を出場し越谷貨物ターミナルまで甲種輸送されました。
その後金曜日から印旛車両基地へ向けて車両の陸送が順次行われています。全車揃ったところで編成を組んで宗吾参道の車両基地まで回送されるものと思われます。
昨年6月から事故で離脱の7818Fは返却か
昨年6月に京成線内の青砥駅で脱線事故を起こした当該編成の7818F。事故以降は運用に復帰せず1年以上休車となっていました。
8月ごろになり北総カラーの帯と北総鉄道のロゴマークが撤去されました。また、その後事故当該の車両を除いた6両編成に組成されており、京成電鉄へは6両編成で近日中に返却される(2両は事故廃車)ものと思われます。なお、書類上は6月末の時点で北総鉄道から京成電鉄へ返却された形になっている模様です。
恐らく今後代替の車両が代わりに北総鉄道にリースされることになると思われますが、唯一ひし形パンタグラフで残っている3700形の3818Fが本命でしょうか。機器構成が同じの3758F・3768F・3798Fも可能性がありそうです。ただ、3400形も北総鉄道へごく短期間リースされた実績がありますので、そちらの可能性も完全には捨てきれないでしょうね。
11/3追記:10/30終電後に宗吾参道へ成田スカイアクセス線経由で回送された模様です。各種整備を行った後に営業運転に就くものと思われます。
リバイバルカラー塗装の3688Fは引退へ?
昨年リバイバルカラーの赤一色の塗装となり人気を博した3688F。ツアー列車にも頻繁に充当されるなど、ここ1年は結構走っている印象ですが、裏を返すとそれだけ余命は短い、ということかもしれません。
部品の調達が困難という事情もあってか界磁チョッパ車の廃車が京成電鉄でも進んでおり、残りの3600形(3688F)・3400形もそう遠くない内に廃車になることが見込まれます。記録はお早目に。