東急電鉄は昨日、10/1に東急田園都市線・大井町線でダイヤ改正を実施することを明らかにしました。
南町田駅は南町田グランベリーパーク駅へ駅名改称
11/13の南町田グランベリーパークまちびらきに向け、10/1に現在の南町田駅から、南町田グランベリーパーク駅へ駅名改称を行います。また、後述するように、田園都市線と大井町線でダイヤ改正を行います。
急行が南町田グランベリーパーク停車へ
現在、田園都市線の急行は土休日のみ停車している南町田駅ですが、駅名改称に合わせて終日停車するようになります。これにより、南町田グランベリーパーク駅に停車する本数は毎時4本増えるため、利便性が向上します。
準急は長津田~中央林間で各駅停車に
現在、 長津田駅~中央林間駅間は南町田駅のみ停車をしている準急列車が全て長津田駅~中央林間駅間各駅に止まるようになります。これにより、 つくし野、すずかけ台、つきみ野駅の利便性と速達性が向上します。
また、これに伴い日中の中央林間駅折返しの各駅停車の一部(毎時2本)を長津田駅折返しに変更します。 これにより、朝夕時間帯だけではなく、日中時間帯も長津田駅始発の列車が設定されることになります。
大井町線急行は中央林間直通運転&増発
平日・土休日とも、日中毎時2本(平日8本、土休日12本)の大井町線急行列車を田園都市線中央林間駅まで直通運転します。 また、現在計10本運行している平日18~20時台の大井町発田園都市線長津田行の急行列車を新たに3本増発し、計13本運行することで混雑の緩和を図ります。
なお、急行列車は増発されますが、Qシート連結列車は今回の改正では増発されず現行のままとなっています。今後の増発に期待しましょう。
最後のサークルK編成は離脱か?
東武乗り入れ未対応で押上までしか運転できない編成のことを「サークルK」編成といいます。8500系の一部編成や8590系、2000系がこの 「サークルK」編成となっていましたが、2020系による置き換えが進み、先月は8500系で唯一 VVVFインバータ車両を組み込んだ8642Fが廃車回送されました。
現在、サークルK編成で残るのは8606Fのみとなっています。恐らくダイヤ改正前に運用から離脱する可能性が高いと思われますので、ダイヤ改正前に撮影・記録を行っておくことをお勧めします。
30000系も3直運用から撤退か?
東武鉄道の30000系は今回の改正で半蔵門線・田園都市線直通運用から離れ、東武東上線の地上運用に転属する可能性があります。
また、現在31606F+31406Fは休車となり、車内広告が撤去された模様なので、東武東上線へ転用される可能性が高い模様です。
これにより、東武東上線の地上線運用に専属となっている9000系試作車9101Fが運用を離脱・廃車となる可能性が高くなりました。試作車であることから量産車との差異があり、取り扱いに差があることや9000系に行われているリニューアル工事が未施工なことに加え、製造から間もなく38年。もう十分働いたのではないでしょうか。記録・撮影は早めに行うことをお勧めします。
用賀PAで高速B&R 乗り継ぎ乗車券の販売終了
用賀PAには降車専用の高速バス停留所が設けられており、徒歩5分の位置にある田園都市線の用賀駅より同線利用で渋谷駅までの各駅へ乗り継ぎができるサービスが実施されています。
首都高速道路3号渋谷線用賀付近から都心へ向けての渋滞等が発生した際、高速道路の用賀PAから田園都市線の用賀駅へ乗り継ぎを希望されるお客さまに高速バス車内で販売していた「乗り継ぎ乗車券(100円)」を9/30を以て販売終了します。
なお、同日までに販売した「乗り継ぎ乗車券」については、有効期限内に限りご利用いただけます。
まとめ
今回のダイヤ改正で大井町線の列車が日中も中央林間へ乗り入れを行うようになるなど、かなり変化の激しい改正となっています。今後田園都市線と大井町線がどのような変化をしていくのか、今後も楽しみですね。