札沼線の末端区間(北海道医療大学~新十津川)の廃止まであと1ヶ月となりましたが、ここへ来てJR北海道が混乱を防ぐため5/2~6の札沼線の末端区間については全列車を全車指定席で運行するという驚きの発表を行いました。このニュースの紹介をするとともに、4月から運行を開始した代替バスの様子も取り上げていきます。
札沼線廃止まで列車増発・増結
4/11~5/6の土休日に浦臼折り返しの列車を新十津川まで運行し、新十津川行の列車を1日2往復運行します。
なお、最終日の新十津川発石狩当別行の最終列車は快速列車での運行となります。停車駅にご注意ください。
なお、多くの乗客が訪れることが想定されることから、コロナウイルスの感染拡大を防止するため5/2~6については大幅に増結を行うとともに、全列車を全車指定席で運行するという前代未聞の方針を打ち出しています。
しかし、指定席で販売するということは列車名をつける必要がありますが、どうするのでしょうか?「さよなら札沼線○○号」とかにするんですかね?
ただ、指定席にして販売すると転売ヤーの餌食になることは明らか、しかしライナー列車のような整理券方式も駅が混乱することが目に見えているだけにどのような手を打つか注目しましょう。
それにしても、コロナ対策とは言っていますがJR北海道のやることはちょっと露骨すぎるような気もします。確かに北海道からの支援が望めず国交省の支援も切られそうな状況で切羽詰まっていることは事実でしょうけれど、あまりに阿漕だと思うのは筆者だけでしょうか?
撮り鉄対策はどうする?
全列車全車指定席化で列車の混雑はある程度抑えられると思いますが、撮り鉄対策はどうするつもりなのでしょうか?上の記事で撮り鉄の酷い実態がわかりますし、昨年末には知的障害者と思われる撮り鉄が列車を98分も止めたとして大きな問題になりました。
大体、撮り鉄の多くは車で撮影地に向かうことが多いでしょうから列車の指定席が取れなくても問題はないんですよね…
人気の撮影地は間違いなく人が殺到するでしょう。もしその中に新型コロナウイルス感染者が居たらどうなるか…考えるだけでも恐ろしい話です。
代替バス運行開始
4/1より札沼線の末端区間廃止に先立ち札沼線代替バスの運行が開始されています。
最後に
札沼線の末端区間廃止まであと1ヶ月、何とか平和に最終運行を迎えられるようご協力をお願いします。