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 各線区の減便に伴いE233系の余剰が各地で生じていますが、ここへきて房総地区への転用が現実味を帯びてきました。209系を伊豆急行に追加譲渡するためと思われますが、どのようなものとなるのでしょうか?

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伊豆急行へ209系追加譲渡へ?

 当初は京浜東北線で活躍し、後継車両のE233系投入に伴い房総各線への転用が行われた209系。しかし、転用から10年以上が経過し徐々に塩害などで老朽化が進んだためか?故障が頻発するようになり、置き換えの噂が出てきました。

 その後、内房線・外房線の末端区間や鹿島線をワンマン化する目的でE131系が導入され、一部の209系が置き換えられました。

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 置き換えに伴い廃車となった車両もありましたが、何と4両編成2本が伊豆急行へ譲渡され「アロハ電車」として2022年に再デビューし現在に至っています。同線で活躍する8000系に関しては製造から50年近くが経過し塩害などによる老朽化が深刻なことから、置き換えが急務の中209系の追加譲渡で置き換えを行うことになった模様です。

各線区で余剰となっているE233系

 新型コロナウイルスの影響などにより減便が進んだ影響でE233系も各線区で余剰が発生しています。南武線で唯一の8500番台として活躍してきたN36編成がワンマン化の対象から外れ転属の対象となったほか、中央線でも分割編成の余剰が発生しているようでこちらも房総地区への転属の可能性が出てきています。

 京浜東北線のE233系についても余剰が出ているようで、これに関しては4本が京葉線に転属することが濃厚となっています。つまり、これにより京葉線の分割編成は全て房総地区に転属することになりますね。

山手線E235系の余剰車はどこへ行くか

 問題になってくるのは山手線で大量に余剰となっているE235系0番台でしょう。既に総武快速・横須賀線向けのE235系1000番台は製造が終盤となっており、こちらへの転用は見込めません。最大運用数は平日でも38本で、ワンマン化・ATACS改造工事に伴う離脱を差し引いても7~8本が余剰となります。

 1つ可能性として考えられるのは横浜線への転属でしょう。横浜線の車両が在籍している鎌倉車両センターにはすでにE235系の配置実績がありますし、ここに配備して一部のE233系をねん出するのは考えられそうです。

 果たして今後E233系・E235系の余剰車がどんな動きを見せるのか?動向に注目しましょう。