江ノ島電鉄は2026年度から新型車両の700形を導入し、在来車を順次置き換える方針を明らかにしました。新型車両はいったいどんなものなのか、そして今後既存の車両はどうなっていくのでしょうか?
2008年以来の新型車両導入
江ノ島電鉄は来年度から新型車両「700形」を導入します。前面デザインは傾斜した大きな前面ガラスを採用し、視界を広げ湘南の眺望を意識すると共にシャープなアイラインで未来志向のデザインを表すものに。
車内設備では海側に一人掛けのクロスシートに配置し美しい海沿いの景色を楽しめる設計にすると共に座席や床の色に「江ノ電グリーン」「江の島ブルー」「鎌倉ストーングレー」の3つのテーマカラーが採用されます。また、車内には現代に対応するため車内防犯カメラ・車両側面カメラ、・話型の非常通報装置を設置しバリアフリー対応や多言語放送も導入します。VVVFインバータ制御装置や回生ブレーキを採用することで消費電力を半減させます。
1000形は置き換え
1000形は1979~87年に導入された車両であり、2両編成6本が製造されましたが次第に後年導入された車両と比べて老朽化が進んできました。今回の新型車両導入により順次置き換えが進んでいくことになりますので、撮影や乗車は早めに行うことをお勧めします。
2000形も1990~92年に製造され、2016~18年にかけてリニューアル工事が行われたものの製造から35年が経過する状況でどんな判断が下されるのか。大きな窓で展望が楽しめるため人気は高いですが、走行機器は老朽化が進んでいるため動向は要注目でしょう。
人気車両引退で撮り鉄の騒動が懸念される
久しぶりに江ノ島電鉄に新型車両が導入されるわけですが、懸念されるのは撮り鉄がどんな行動に出るかでしょう。以前300形の試運転が行われた際には集団で行動場を占拠した挙句外国人男性に対し恐喝まで行いましたからね。果たして無事に新型車両の導入が行えるのか?注目して見ていきたいところです。