いや~いつか起きるだろうと思っていましたが、遂にJR九州管内で脱線事故が起きてしまいました。12/12の午前3時頃12両編成の貨物列車が川内駅を出発した直後機関車を含む前部3両が脱線し、現在も川内~隈之城駅間で運転を見合わせています。現状はどうなっているのでしょうか?
遂に起きた脱線事故…
いや~いつか起きるだろうと思っていましたが、遂に脱線事故が起きてしまいました。12/12の午前3時頃川内駅を通過直後列車が脱線し、現在も川内~隈之城駅間で運転を見合わせています。運転再開の見込みは立っていないとのことです。
まあ、JR九州管内の保線状況は結構酷かったようですし、いつこういう事故が起きてもおかしくは無かったのでしょうね。どうせなら、派手に脱線転覆して死者でも出ていたら良かったのかもしれませんw
18キッパーに朗報?何と九州新幹線で振替輸送実施!
今回の脱線事故の影響で川内~隈之城駅間で運転再開の見通しはたっていません。これにより何と九州新幹線の川内~鹿児島中央間で振替輸送が実施されていますが、通例ですとこれはフリーきっぷも対象となりますので「青春18きっぷ」もその対象となることになります。いや~1区間だけとはいえ新幹線乗り放題なんて夢のようですね!これに関しては脱線事故に感謝したいところです。
ネット上の反応は?
最近値上げの話が話題になったが、28年間も料金を据え置いてきたつけがこのような所に現れているのではないか。もちろん原因はこれから調査されるのであろうが、物価高騰によるコストの上昇のために、無人化や自動化など様々なコストカットが行われ、その中で線路の保守についても対象となってこのような事故が起きたとも考えられる。
先日の北海道やいすみ鉄道での脱線事故も、保守にお金と人手をかけておけば防げたのかもしれない。幸いいずれの事故も人身事故にはならなかったが、脱線は大事故にも繋がりかねない。
大事故が起きてからでは遅いので、無理なコストカットはせずに、必要であれば適時的確に料金の見直し(値上げ)を行い、少なくとも安全は第一に考えて欲しい。
引用:JR川内駅近くで貨物列車脱線 運転見合わせ
東京でも本日線路の高架が落下しましたが、この脱線事故といい最近はこういった事故が本当に増えた印象です。おそらくどちらも何らかのメンテナンス不足でしょう。
人手不足と技術不足。どちらもかなり危ないレベルになっているのだと思います。これからもこういった事故は起こるでしょうね。
日本の鉄道の安全レベルはかなり高いものがありましたが、現在そのレベルは確実に低下の方向に向かっているものと思われます。
引用:貨物列車が機関車ごと脱線 復旧のめどたたず 鹿児島・川内駅
安全レベルが高かったのは作り立てだったから平気だっただけで、人手や技術が高かったからじゃないですね。
今はバブル時にどんどん作ったものが一気に老朽化してきた時期なのでね。昨今、鉄道施設で落下物が多い原因はほとんどが経年劣化や漏水による腐食ですから。東京のもボルトが錆び折れ溶けていた辺り、同じだろう。
国鉄時代から見直しが進められる最近まで、お役所仕事で維持や交換にかかる費用や負担、維持年数などをろくに考えずにつくったツケを、今の世代に回されているようなものです。技術は今の方が遥かにある、が金や人は限られるのでね。
引用:貨物列車が機関車ごと脱線 復旧のめどたたず 鹿児島・川内駅
もうすっかり忘れられているが、国鉄末期には合理化と労使紛争により職場が荒れ、あり得ないミスや事故が多発。その度に世間やマスコミは国鉄を叩き、分割民営化へと世論は加速していった。
形や背景は違うが、ここ最近になり次々と連続的に起きている事故・ミスは、現状の組織の形態の末期症状なんじゃないかと思えてしまう。曲がりなりにも民間企業なので?マスコミは当たりがキツくないが、起きてる事はとてもじゃないが優しく見守れるレベルじゃない。
今のJRは鉄道の将来に見切りをつけている様だが、輸送の責務を全うする気概すらもうないのかも知れない。「それでも走らせてやってるんだ」という姿勢だとしたら、まさにかつての国鉄です。民営化の精神は完全に失われたのかも知れません。
引用:貨物列車が機関車ごと脱線 復旧のめどたたず 鹿児島・川内駅
この頃、鉄道の脱線事故多いな。いすみ鉄道の脱線、新山口駅での貨物列車脱線、北海道での貨物列車の脱線、そして今回の鹿児島本線での貨物列車の脱線。
世界一安全な日本の鉄道が今では脱線のオンパレード状態。鉄道は定時性も大事だがそれ以上に安全性が第一。台車の製造時の不具合だの枕木が破損したり、レールが腐食による劣化から破損していたりと、完全に人的要因が大きい。
今回も設備か人的ミスの原因が大きいな。ポイント周りに何かあったんじゃないか。もう一回日本中の鉄道に関する設備をもう一回点検検査する必要があるんじゃないか。鉄道インフラももう耐用年数に来ているんじゃないの?
引用:鹿児島のJR川内駅で貨物列車が脱線 けが人なし、一部運転見合わせ
鉄道インフラの維持管理と安全性の問題は、JRの分割民営化以降、特に地方路線において深刻な課題となっている。JR北海道やJR九州のような経営基盤が脆弱な会社では、十分な設備投資やメンテナンスが困難な状況に直面している。これは単なる個別の企業の問題というよりも、国全体の交通インフラ政策の在り方に関わる重要な課題。
しかし、この問題の解決策を考える際、ヨーロッパ諸国のように国が主導的な役割を果たしている例を参考に日本も対応しなければ、こうした事故は多発し、よりJR北海道や九州、四国の経営を圧迫するだろう。
日本における解決策としては、上下分離方式の導入や、地域特性に応じた柔軟な運営形態の採用、そして国による戦略的な支援体制の構築など、より包括的なアプローチが必要。
引用:貨物列車の脱線事故 運休続き、影響長引く見込み 鹿児島・川内駅
他の記事で状況写真を目にしましたが、機関士の取扱いは完璧だと思います。
引用:貨物列車の脱線事故 運休続き、影響長引く見込み 鹿児島・川内駅
①異音と横揺れを感じ、直ちに停止(ポイント制限35のところ15。重い貨車を牽く機関車はそんなに早く加速できない)
②脱線を確認後、防護無線の発報(ワンマン運行なので後方の列車防護が直ぐにできないため、現在は装備必須)
③パンタ降下(交流20kVの接地短絡防止)
特に③、人身事故等でも床下の点検のため必須ですが、この状況でよくここまで一人で対応できたと思います(一応免許持ちですが、自分なら焦ると忘れそうです)