JR東海毎年元日に衝撃的な発表を行っていますが、何とこれまで一般客が乗車できなかった「ドクターイエロー」に乗車できる商品を初めて販売する計画を明らかにしました。また、特急「南紀」についてもHC85系を投入する計画が発表されています。
「ドクターイエロー」に乗車できるように!
JR東海の金子慎社長は1日までに、2023年の目玉として、走行するドクターイエローに乗車できる特別商品を初めて販売する計画を明らかにした。(中略)
報道陣向けの新春インタビューで明らかにした。ドクターイエローに乗車できる特別商品は、東海道新幹線のネット予約&チケットレス乗車サービス「EXサービス」の会員・登録者数が2022年12月、1千万人を達成したことを記念するキャンペーンとして行う。乗車できる区間や人数、時期など具体的な内容は今後詰めるという。(後略)
引用:JR東海 ドクターイエローに乗れる商品販売と「桃鉄」コラボの位置情報ゲーム制作へ 2023年の目玉企画
新幹線の軌道・電気設備・信号設備を検査するために運行されてきた「ドクターイエロー」ですが、何と今年から旅行商品で乗車できるようになります。
ドクターイエローの車内に関しては上の動画をご覧ください。
N700S系に検測機器搭載…引退の可能性も?
700系ベースの「ドクターイエロー」が製造されてから後継車が現れない一方でN700S系の一部編成に計測機器を搭載した編成が登場しました。現在、J15・23・25の3編成が運行を行っています。
既に700系の一般車両は東海道新幹線の運用から退いており、JR東海が保有する「ドクターイエロー」も製造から20年以上が経過しています。ひょっとしたら今回の旅行商品設定は引退の花道…という可能性も考えられる状況でありますので、撮影をしたい方はお早めに。
HC85系が「南紀」にも投入
特急「ひだ」の定期列車がHC85系で統一されるのに続き、「南紀」についてもHC85系の投入を7/1から行うことが発表されました。
これにより、キハ85系は定期運用を退くことになります。臨時列車として残ることは発表されていますが、果たしてどの位残るのかは不透明な状況です。乗車や撮影は早めに行っておくことをお勧めします。