JR東日本が運営するシニア向け会員サービス「大人の休日倶楽部」専用のフリーきっぷ「大人の休日倶楽部パス」が今年も発売されます。
利用可能期間は限定されていますが、JR東日本・JR北海道の全エリアで利用可能なこと、更に新幹線・特急列車の普通車自由席に乗り放題かつ普通車指定席にも6回まで乗車可能となっており、とてもおトクな内容になっています。
「大人の休日倶楽部パス」の概要
- 利用期間
2020年6月25日(木)~ 7月7日(火)- 2020年9月24日(木)~10月6日(火)(東日本用のみ)
- 2020年11月26日(木)~ 12月8日(火)
- 2021年1月14日(木)~ 1月26日(火)
- 発売期間: 利用開始日の1か月前から前日まで(利用開始日当日の発売はなし)
- 発売枚数: 利用開始日毎に三万枚(東日本用、北海道用、東日本・北海道用の合計枚数)
- 乗車可能な列車
- フリーエリア内の新幹線、特急列車、快速・普通列車の普通車自由席に乗り放題
- 予め指定を受ければ、6回まで普通車指定席に乗車可能
種類は東日本用、北海道用、東日本・北海道用の三種類が発売されています。
東日本用…JR東日本全線、青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、三陸鉄道線、北越急行線、伊豆急行線、富士急行線、えちごトキめき鉄道線(直江津~新井間)、BRTがフリーエリアで4日間有効、15000円。
北海道用…JR北海道全線(北海道新幹線含む)がフリーエリア、5日間有効で16250円。
東日本・北海道用…東日本用と北海道用の両方のフリーエリアを利用可、5日間有効で25000円。
超オトクなフリーきっぷ
大人の休日倶楽部パスは、利用期間が限定されています。しかし、上記のとおり、新幹線・特急列車に乗車可能なフリーきっぷとしては、エリアが広いため、長距離を移動するのであればかなりおトクになります。
例えば、東日本用は4日間有効で15000円ですから、東京~新青森や東京~秋田であれば片道で元が取れてしまいますし、東京~仙台や東京~新潟でも往復すれば元が取れます。
東日本・北海道用は5日間有効で25000円ですから高いように思われますが、東京~新函館北斗間の片道が22180円ですから、往復するだけで2万円近くおトクになります。
よって、「大人の休日倶楽部パス」発売期間中に旅行をするのであれば、この切符を買っておけばまず間違いはないのではないでしょうか…
北海道内のみならば「北海道フリーパス」の活用も
北海道内のみの旅行であれば、JR北海道から「北海道フリーパス」が発売されていますので、こちらの利用も考えてみてはいかがでしょうか?こちらは繁忙期である4月27日~5月6日、8月11日~20日、12月28日~1月6日を除いて通年販売されています。詳しくは「JR北海道のフリーきっぷまとめ」をご覧ください。
「あずさ 」や「ひたち」等を利用時の注意
座席未指定券が適用となる列車の普通車をご利用になる場合は、予め座席の指定を受ける必要があります。
座席の指定を受けない場合または指定席の交付回数(6回)を超えている場合は、運賃のみ有効となり、別途必要な料金を支払う必要があるので注意が必要です。
現在、 座席未指定券が適用となる列車は中央線の特急「あずさ」「かいじ」等と常磐線の特急「ひたち」「ときわ」です。
まとめ
いかがだったでしょうか?利用期間は限られますが、JR東日本・JR北海道エリアで利用できるオトクなフリーきっぷですので、大人の休日倶楽部会員の方は、ぜひ活用して汽車旅を楽しんで下さい。
最後に、これは個人的な話となってしまいますが「三連休パス」・「土日きっぷ」の復活を望みたいです。流石に大人の休日倶楽部の会員になるまでにはまだまだ時間がかかりそうなので…