西園寺氏が県庁所在地を通らずに日本縦断を目指す企画ですが、先日稚内駅に到着し遂に完結しました。ということで今回は東北脱出ルートを検証していきたいと思います。なお、ネタバレ・結果論100%ですので、その点はご了承ください。
前回までの検証
ルールはどのようなもの?
西園寺氏の「県庁所在地を通らずに日本縦断の旅」のルールですが、以下の通りです。
- スタート地は枕崎駅でゴール地は稚内駅
- 途中、県庁所在地を通ってはならない 。例えば、大阪府であれば大阪市に侵入禁止
- 公共交通機関のみを利用し、飛行機・長距離フェリーの使用は禁止
- 交通費以外の予算は1日1万円 余った場合は繰り越すことが出来る
9日目で遂に東北を脱出!
9日目は鳴子温泉からスタートしました。まずは古川方面に南下し、東北新幹線へ乗り換えます。ここでやまびこ号に乗り換えるのですが、珍しくE6系+E5系のやまびこ号に乗車し一気に新花巻駅へ向かいます。
新花巻駅で釜石線に乗り換えますが、20分ほどしか乗り換え時間が無かったためか急いでラーメンを平らげ快速「はまゆり」3号へ乗り換えます。自由席だったのですが、車内はリクライニングシートということもあり、快適な移動となった模様です。
釜石駅からは三陸鉄道で北上していきますが、途中の宮古駅で「トマト&オニオン」に立ち寄りハンバーグと黒カレーを食します。その後は久慈駅で八戸線に乗り換え八戸駅からフェリーターミナルへバスでむかい、ここから苫小牧行のフェリーに乗船。フェリーで一夜を過ごすこととなりました。
遂に稚内に到着!
最終日はまず苫小牧から室蘭線の普通列車で岩見沢へと向かいました。これでうまく県庁所在地の札幌市を回避すると、岩見沢駅では小観光し特急「ライラック」で旭川へ。
旭川駅から最後の特急「サロベツ」に乗りましたが、最後を締めくくるべくグリーン車に乗車。稚内駅に到着後は最後にふさわしく?「ドーミーイン稚内」に宿泊した模様です。
陸羽東線で終点まで行っていたら?
まず考えられたのは陸羽東線で小牛田まで行っていたらどうなったか?ということでしょうか。小牛田から海側へ抜けていくパターンです。
小牛田から石巻線・気仙沼線を経由した場合は以下のような乗り継ぎになります。
- 小牛田 11:36→前谷地 11:51
- 前谷地 12:38→気仙沼 15:01
- 気仙沼 15:09→陸前高田 15:45
- 陸前高田 15:51→盛 16:36
- 盛 16:49→釜石 17:36
- 釜石 18:04→宮古 19:23
- 宮古 19:37→久慈 21:13
久慈駅までは辿り着くことができますが、残念ながら八戸線の終電は約1時間前に出た後ということでこの日は久慈で泊まらざるを得ません。なので、結果的には新花巻から釜石線に乗ったのは正しかったと言えますね。
八戸から函館方面に向かえなかったのか?
西園寺氏は八戸から苫小牧へフェリーで渡っていましたが、函館へ向かうことはできなかったのでしょうか?当然、青森市には入れないのですが、大間から函館へ行くフェリーがあるため、以下のような乗り継ぎで向かうことが可能です。
- 八戸 20:32→野辺地 21:17
- 野辺地 21:22→下北 22:19
この日は下北へ宿泊するとして、その後の乗り継ぎは以下のようになります。この日は旭川駅まで順調に乗り継げますので、翌日に「宗谷」で稚内まで向かうことになりますね。
- 下北駅 11:15→フェリー乗り場前 13:12
- 大間港 13:40→函館港 15:10
- 函館フェリーターミナル 15:40→函館駅前 16:10
- 函館 16:40→苫小牧 19:44 北斗17号
- 苫小牧 19:55→岩見沢 21:20
- 岩見沢 21:25→旭川 22:25
新庄駅から北上し秋田県を突破できなかったか?
8日目で西園寺氏は新庄駅から陸羽東線を南下する選択を取りましたが、奥羽本線を北上していたらどうなったでしょうか?この日は奥羽本線の普通列車で大曲駅まで行ったと仮定します。
大曲駅からは以下のような乗り継ぎになります。秋田内陸縦貫鉄道の本数が少ないことが影響していますね…
- 大曲 10:39→角館 10:54 こまち18号
- 角館 11:05→鷹巣 13:07 もりよし2号
- 鷹ノ巣 13:15→弘前 14:21
- 弘前 14:30→五所川原 15:08 リゾートしらかみ4号
- 五所川原 15:47→津軽中里 16:25
津軽中里駅から以前は奥津軽いまべつ駅まで路線バスが運行されていましたが、現在は乗合タクシーとなっています。ルール上はちょっと微妙ですね…
一応、津軽中里駅から小泊へ向かうバスはありますが、その先は竜飛岬までの20キロ程度を徒歩で向かう以外手段はなく、国道339号も冬季閉鎖となっていました。よってこちらはあまり現実的ではなかったと思われます。