とうとうSLの撮影で死者が出る事態となってしまいました。昨日磐越西線の「SLばんえつ物語」が今年の最終運行を迎えましたが、撮影しようとした男性が足を滑らせ転落、死亡が確認されました。事件の概要と反応をまとめました。
斜面で足を滑らせ…
鉄道ファンに人気の「SLばんえつ物語号」の写真を撮影しようとして、新潟県阿賀町で撮影をしていた男性が29日、滑落し死亡しました。
警察の調べによりますと、現場は福島県との県境に近い阿賀町豊実にある磐越西線実川島踏切近くの山の斜面で、29日正午すぎに福島県福島市に住む伊藤敦さん(65)が倒れているのを、一緒にいた友人らが発見。伊藤さんは病院に搬送されましたが、その後死亡しました。
伊藤さんらはSLの写真撮影のために山の斜面を登っていましたが、姿が見えなくなり友人が捜したところ倒れていたもので、伊藤さんは山の上から滑落したとみられています。
JR東日本が運行するSLばんえつ物語号は、磐越西線を走り多くの鉄道ファンや写真愛好家に人気があります。
引用:SL写真を撮ろうと… 山から滑落して福島市の男性死亡 阿賀町
以前から危険な行為に及ぶ撮り鉄の噂は耳にしていましたが、遂に死者が出ましたか。JR東日本新潟支社も鉄道ファンに対して警告を発していましたが、こういうことが起きるようでは今後のイベント開催は厳しくなるかもしれませんね…
ネット上の反応は?
新潟はその日はどうだったか分からんが雨が降ったよね。
山は木があるから乾きが悪いし、場所によってぬかっていると思うので滑るし、脇は崩れることもあるからね。
低い山でも気を付けないとこういう事は起きるし、それに前にもあったよね。
引用:SL撮影で登山の男性が死亡、足を滑らせたか 新潟
関係ないかもしれませんが。。。
先日嵐山に行って嵐山駅からトロッコ列車に乗った。
電車到着前に撮り鉄のお爺さん集団が、駅員さんが何度も何度も何度も線の内側に下がってというのに完無視して撮りまくってて周りは呆れ顔だった。撮り鉄の方って危険性や周りへの迷惑<写真なんですかね?
ちなみに終点ひとつ前の駅で降りていったのでおそらく帰りも同じように撮ってから乗車したんだと思います。
引用:SL撮影で登山の男性が死亡、足を滑らせたか 新潟
仕事で磐越西線の沿線に良く行きますが、SL運行日は県内外ナンバーの車が沢山来ます。そのクルマの運転の荒い事荒い事。
撮影ポイントを通過すると、我先にと次なる撮影ポイントへ。
集落内を通る細い道も何のその、蒸気機関車のように駆け抜けて行きます。
引用:SL撮影の後に転落か 阿賀町の山の斜面で男性が倒れているのが見つかり、死亡が確認される
人と違う写真を撮るために、無茶して俯瞰撮影する高齢者が多いです。特に列車移動の場合は重装備が出来ないので、撮影地でびっくりすることがあります。(藪こぎするような場所に短パンTシャツ)マナーの悪い人も多いのがこの年齢の方々です。
引用:SL撮影の後に転落か 阿賀町の山の斜面で男性が倒れているのが見つかり、死亡が確認される
少しでも良いアングルを、と探し回った結果なんだろうけど…お気の毒です。
この方とは関係ないかもしれないが他人に迷惑をかけてまで撮りたい写真って何なんでしょうね。他人の敷地や線路内に立ち入ったり、木を切り倒したり畑を荒らしたり。そんな心無い行為をしてカメラに納めた写真を見ても、後で何とも思わないのかな。
ご本人は撮った写真を見てご満悦なんでしょうか?
引用:SL撮影のため山中へ、下山中に男性滑落死
所謂「撮り鉄」って事なのでしょうか?
遭難場所やその危険度も解らないので、亡くなった方の自業自得だとは言い切れませんが、ニュースなどを見ると、「撮り鉄」の方々の傍若無人な振る舞いは問題になりますよね。そのノリだったとしたら、自業自得なのでしょう。
身の危険を顧みられないほど、電車や汽車の写真を撮ることは魅力的なのでしょうかね。
たいしたテクニックも無いのに、峠道や首都高を死と隣り合わせのスピードで走るバカと同じに感じます。
引用:SL撮影のため山中へ、下山中に男性滑落死
筆者の感想
まあ、今回の事故はこの撮り鉄の自業自得と言わざるを得ないでしょう。
今回事故が起きた山の斜面は結構きついようで、機材を担いで上り下りするには相応の安全対策が必要でしょう。それを怠ったのですから死んでも当然と言えそうですね。大体、山の所有者に入っていいという許可取ったんですかね?取ってないとすれば、不法侵入ということになると思いますが。
それにしても素晴らしいニュースが飛び込んできたものです。今回の事故で撮り鉄が1人亡くなりましたから、今後トラブルが起こる可能性が少し減ったということになります。いやはや、めでたい!間もなく青春18きっぷの使用期間が始まりますから、撮り鉄の死を祝って観光列車の旅に出ることにします!
おめでとう!本当におめでとう!来世は真人間になって生まれ直して来いよ!
追記
死者に対する名誉棄損・侮辱罪はその事実が虚偽のものの場合のみ成立します。今回の場合はれっきとした事実ですから成立しませんね(笑)
- 刑法第230条(名誉棄損罪)
- 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。
- 死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない。