この季節になると来春のダイヤ改正の情報が出てきますが、京王電鉄が衝撃的な内容のダイヤ改正を発表しました。何と準特急を廃止するとともに特急の停車駅が増加し事実上の格下げともいえる内容となっています。この他にも京王ライナーの停車駅追加などが行われます。
「準特急」廃止で特急停車駅が追加される
まず衝撃的な内容として、準特急が廃止され特急停車駅に笹塚と千歳烏山・北野~高尾山口間の各駅を追加されます。実質的に特急が格下げとなるような恰好です。
そうなると、新宿~京王八王子間の所要時間は42分程度となりますが、JRの中央特快が35分で結んでいることを考えると所要時間の面では白旗を掲げざるを得ないでしょうね。
また、停車駅の追加で特急が京王高尾線内では事実上各駅停車のようになるわけですが、現状各駅停車が末端区間では事実上空気輸送のような状態であることを考えると現行の高尾山口行の各駅停車は高幡不動で折り返しを行うような形をとる可能性もありそうです。
京王ライナーが明大前に止まるように
現在運行する「京王ライナー」について平日も明大前駅に停車するようになります。また、平日下り20・21時台の橋本行きに関しては所要時間を短縮します。
土休日について、上りの「京王ライナー」を増発するとともに現在運行している臨時列車「Mt.TAKAO号」を通年運行とします。
京王チケットレスサービス新規登録キャンペーンとして、12/31までに新規会員に登録し座席指定券を1席以上ご購入されたお客さまに「Amazonギフト券(Eメールタイプ)200円」をプレゼントします。
また、12/26までの土休日限定でお子さま連れでもお気軽にご利用いただけるよう「京王ライナー」「Mt.TAKAO号」の座席指定券を大人・小人の2席セット500円で発売していますので、合わせてご利用下さい(対象列車はこちら)。
都営新宿線との直通列車見直し
今回のダイヤ改正で都営新宿線との直通列車を見直し、京王線調布以西の北野方面に直通する列車が大幅に減便され、朝の1本を除き廃止となります。
その他
- 平日朝ラッシュ時の上り列車の本数を減らし、定時性を向上します。
- 平日20・21時台の帰宅時間帯に調布駅での相模原線との乗り換え利便性を向上します。
- 休日10~16時台の相模原線の一部列車を京王多摩センター発着とします。これに伴い、京王多摩センター~橋本間で列車種別の見直しを行います。
- 動物園線について休日10~18時台の運行を等間隔にします。また、休日の10~17時台を12分間隔での運行とします。