スポンサーリンク

 4/10に近鉄長野線古市―喜志間で小学1年生が電車にはねられ死亡する事故が起こりました。事故現場付近は「勝手踏切」として日常的に線路を横断する人が見られていたため、勝手踏切の危険性が改めてクローズアップされる事態となっています。

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました!

事故の概要

大阪・富田林市の線路で10日、6歳の女の子が電車と接触し、死亡した。 10日午前11時20分ごろ、富田林市喜志町の近鉄長野線で、準急列車の運転士が、線路のそばに女の子がしゃがみこんでいるのを見つけ、急ブレーキをかけたが間に合わず、接触した。 この事故で、小学1年の増田月結ちゃん(6)が病院に運ばれたが、その後、死亡が確認された。 警察によると、月結ちゃんは、祖父母の家に遊びに来ていたということで、目を離した際に線路に近づいたとみられる。 線路の周りにフェンスなどはなく、警察が、くわしい事故の経緯を調べている。

引用:電車と接触 6歳女児死亡 急ブレーキ間に合わず 大阪・富田林市

「勝手踏切」の危険性が改めてクローズアップされる形に 

 今回の事故は線路の周りにフェンスがない、いわゆる「勝手踏切」で起きたわけです。これは鉄道会社が設けた踏切ではないため遮断機や警報機がなく自ら確認してわたる形の踏切となっていました。

 このような事故は結構頻繫にあるようで、本日も秋田県で乗用車と急行列車が衝突する事故がありました。踏切に遮断機と警報機を設置するのがベストなのですが、設置にウン百万円かかり、維持コストなども追加でかかるのがネックとなっているようです。

ネット上の反応は? 

 60近いオッサンです。私が子供の頃、近所の川や溜池で子供の死亡事故がたまにあった。確かに川にも溜池にも、柵も無かったし、立入り禁止表示も無かったと思う。でも、そこで頻繁に子供が死んでいた訳ではなかった。本当に何年に一度、不幸な事故として起こっていた。

 今の時代の考え方からすると、大人の安全意識の不足が子供を殺したとなるかも知れないが、1~2歳はともかく、3歳くらいから「どこで何をしたら危ないか」子供は分かっていたりする。少なくとも、私の周囲の子供たちはみんなそうだった。

 可哀想だが、この女の子は「いつも柵で守られた安全な線路」しか知らなかったのだろう。不幸な事故だ。起こるか起こらないか、分からないから事故なのだ。親が悪いとか、親族の責任だとか、一番悲しんでいる家族を他人が責めるのは如何かと思う。

引用:電車と接触 6歳女児死亡 急ブレーキ間に合わず 大阪・富田林市

 小さい子どもや認知症の年寄りから一瞬たりとも目を離さない、なんてことは、実際の生活では不可能ですからね。線路に入ったらあかん、と常々言われていたとしても、意味が腑に落ちてなくて、電車が来てないから大丈夫、みたいな感じで入ってしまうことだってあるだろうし。
 前に、電車が急停止したと思ったら、運転士さんが線路横の土手で虫取をしていた小学生男児を叱りつけてたことかありました。
 たまたま駅の手前で、元から速度の遅い京阪電鉄石坂線の電車がさらに減速していたのと、子供がいたのが横の土手だったのとで事故にはなりませんでしたが、電車と接触しかねない場所ですから、運転士さんは肝を冷やしたと思います。

引用:電車と接触 6歳女児死亡 急ブレーキ間に合わず 大阪・富田林市

 柵なしの線路がかなり近くにある実家、母親はそこで育ったのかな?であれば危険なのはわかっていたかな。実家に訪問してごはん作りかお茶して祖母と話してて、子供たち暇で外遊びしてたのかな 預けて母親は出掛けていたのかわからないですが。 気が緩んだ実家での出来事で、不運なのは実家は線路近くなのが重なり起きた事故ですよね 大人の感覚で、線路内に入る想定していなかったとかかな よく田舎だと、川やら池近くでの遊びも当たり前ですよね 日常の風景に危機感なかったかも お子さん可哀想なことになってしまい、辛いですね

引用:「勝手踏切」線路脇にしゃがんでいた女児、準急電車にはねられ死亡

 記事にもあるけど地元の人は普段から線路を横断してたみたいだし、ここにフェンス設置したら反対側に渡るのに遠回りしないといけなくて不便。

 だったら踏切や跨線橋を設置…とか鉄道会社的にはなんのメリットもないのに莫大な費用がかかるし、地元の人も不便になるの分かってたから双方暗黙の了解で設置してなかったのでは…

 女の子はただただ可哀想だけどこれは鉄道会社責められない。

引用:線路脇にいた6歳女児が列車と接触して死亡 線路近くに柵などはなし 近鉄長野線

「勝手踏切」の改善は進むか…?

 今回の事故は勝手に線路内に近づいた小学生が悪いわけですが、これを機にJRや大手私鉄では「勝手踏切」の廃止や正式な踏切化が進むものと思われます。1回事故が起きると何時間も運転見合わせになってしまいますし、振り替え輸送の費用もばかにならないでしょうから。

 まあ、この小学生も全国ニュースで有名になれてよかったんじゃないでしょうかね。最後に貴重な教訓も残してくれましたし、彼女の死は無駄ではなかったと思いますよ。小学生の母親もまだ子供を作れる年齢でしょうから、また子供を作ればいいんじゃないですかね?

 おめでとう!本当におめでとう!あの世で祖父母などとの再会を楽しみにしていて下さいね!