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 イタリアのピエモンテ州でロープウェイが落下し14人が死亡した事故ですが、唯一の生存者の5歳男児が意識を回復し危機から脱出した模様です。一方で事故原因については日本ではありえないようなお粗末な原因であり、現時点で筆者が思うことや死者の氏名、ネット上の声をまとめました。

奇跡!5歳男児が生還!

 イタリア北部ピエモンテ(Piedmont)州でロープウエーが落下し14人が死亡した事故で、唯一生存した5歳の男児が入院している病院は27日、男児が意識を回復し、間もなく集中治療室から一般病棟に移されることを明らかにした。

 23日にモッタローネ(Mottarone)山の山腹で起きた事故で、男児は一緒にゴンドラに乗っていた両親と弟、曾祖父母を亡くし、自身も重体となっていた。

 入院先の同国北部トリノ(Turin)・レジーナマルゲリータ(Regina Margherita)病院の広報担当者によると、男児は集中治療室で目を覚まし、「おばと話したり、周りを見回したりして」いる。数日で集中治療室から一般病棟に移される見通しだという。

(後略)

引用:唯一生存の5歳児が意識回復 伊ロープウエー事故

14人死亡事故の原因があまりにお粗末

 イタリア北部ピエモンテ州ストレーザで観光用ロープウェーが落下し、乗客14人が死亡した事故で、地元警察は26日、過失致死などの疑いでロープウェーの運行会社の経営者ら3人を逮捕した。ロイター通信などが伝えた。ゴンドラの緊急ブレーキが作動しないようになっており、警察が事故原因だとみて調べている。

 逮捕されたのは社長と担当役員、担当部長の3人。ゴンドラの緊急ブレーキが誤作動するようになり、留め金を掛けて作動しないようにした疑いがある。調べに対し、容疑を認めている容疑者もいるという。

 ゴンドラは23日、リゾート地として知られるマッジョーレ湖畔を出発。モッタローネ山頂の駅手前で複数あるケーブルの1本が切断。進行方向と反対に逆走した後、約20メートル下の斜面に転落したとみられる。ケーブルが切れた原因は不明だが、緊急ブレーキが作動していればゴンドラが止まって事故を防げた可能性があるという。

引用:運行会社長ら逮捕 14人死亡の伊ロープウェー落下事故

 事故原因ですが、なんと緊急ブレーキを留め具をかけて動作しなくしていたというお間抜けなものでした。こんな事故原因で死亡するなんて死んだ14人の方も死にきれないでしょうね…

死者の氏名一覧 

 なお、死者の氏名は以下の通りです。

  • アイタン・アミト(30)
  • ロベルタ・ピストラート(40)
  • アンジェロ・ガスパロ(45)
  • アミット・ビラン(30)→ロンバルディア州ファビア市のユダヤ人学校警備員
  • タル・ペレグ=ビラン(26)→パヴィア大学の医学生
  • トム・ビラン(2)
  • イツハク・コーエン(81)
  • バーバラ・コーエン(71)
  • セレナ・コセンティーノ(27)→ラ・サピエンツァに留学中
  • モハマドレザ・シャハイサヴァンディ→ラ・サピエンツァに留学中
  • ヴィットリオ・ゾルローニ
  • エリザベッタ・ペルサニーニ
  • シルビア・マルナティ
  • アレッサンドロ・メルロ

ネット上の反応は?

 ケーブル1本切れただけで落下するような冗長性の無い構造はおかしいという指摘は当初からされてきたが、結局こういう酷い実態だった。

 そもそも切れた1本だって、普段から専門機器による非破壊の強度検査などの適切なメンテナンスは可能なはずだし、耐用年数通りに交換していればまず破断事故など起こらない。調べればまだまだ運営会社の怠慢は出てきそう。

引用:伊ロープウエー事故で驚きの原因 逮捕者も

 このロープウェイは2台の搬器が交互に上下する交走式と呼ばれるタイプ。

 「支索」と呼ばれる動かないロープ(鉄道のレールに相当する)に滑車の付いた搬器がぶら下がり、「曳索」と呼ばれる駆動力を供給するロープに牽引されることで支索の上を走行する仕組みです。

 今回の事故ではこの2本のロープのうち曳索が破断したことで搬器の制御が効かなくなり、支柱に衝突して支索から「脱線」し斜面に転落したということです。

 搬器を支えている支索が切れた訳ではないので、安全装置によりブレーキが掛かりその場に留まることが出来ればこのような最悪な状況には至らなかったでしょう。

引用:伊ロープウエー事故で驚きの原因 逮捕者も

 落下だけでも相当なのに、その前に時速100キロ… 客観的には一瞬なのかもしれませんが、人は危機の時、時の流れがスローモーションに感じることもあると言います。本当に犠牲者の恐怖と絶望を思うと居た堪れません。

引用:安全ブレーキ“作動させず”伊ゴンドラ落下

 この子のこれからを考えると、胸が苦しくなるね…
 これがもう少し小さくて2歳とかだったら、大きくなって記憶を辿っても事後の事を覚えてないかもしれないし、それどころか家族の事をあまり覚えてないとか、ある意味ではマシな状態だったかもしれない。が、現実は5歳で、事故の事も、おそらくパパやママや弟、おじいちゃんおばあちゃんの事をしっかり覚えてるんじゃないかと思う。
 覚えてるからこそ辛い想いをする事もあるかもしれない。そう思うと居た堪れないが、どうにかこれからの人生を幸せに生きていってほしい。

引用:唯一生存の5歳児が意識回復 伊ロープウエー事故

 コロナで再開されたばかりとの事なので、休止期間中の部品劣化を検出できなかったと言えるのかな。 直接の要因は検査・点検ミスになるが、道具やモノは休止した方が劣化が早いケースがある。住宅もそうで空き家の方が痛みが早い。

 日本のように打撃検査をしないだろうから、見た目の判断だけで運航再開したと想像できる。休止期間中にテスト稼働させ可動部のメンテを・・していなかったのかな。施設を使わずに休ませた方が長持ちする!?と間違った知識を持っていたのなら残念です

引用:イタリアでロープウエーのゴンドラ落下 少なくとも14人死亡

 これを対岸の火事で終わらせてはいけない。

 重要なのは緊急事態宣言で止まった交通が、解除後再開された場合に一気に押し寄せる観光客が同じ目に合わない保証が無いという事。だからこそ交通業界というのは常に稼働し続ける必要がある訳で、一度完全にストップするとどうしても簡単な点検程度では見抜けない不具合があり、それをいきなり過剰に増やせば、今回の事故のような事はいつ起こってもおかしくはない。

 どうせこんなことを警告しても。日本も死亡者が出るまで他人事のように思うんだろうが、それでもあえて業界や行政には言いたい。一度止めた交通を再開するためには、通常の何倍もの整備やチェックをしないと急な増加には対応できないので、安全はそこまでするか?というレベルでやって欲しい。

 同時に安易に休止や抑制を主張する行政やそれを推すメディアや世論も、自分達が犠牲にならないと判らないのならそれはただの愚か者でしかない。

引用:【映像】イタリア北部でゴンドラ落下

悲惨な最期も、これも運命

 まあ、彼らの死は意味のあるものだったんじゃないでしょうか?時速100キロで落下したのなら、恐らく死ぬのは一瞬だったでしょうし、苦しむことも特になかったんじゃないですかね。今回の事故で世界中の交通機関で同じような事故が起こらないか点検が進むでしょうし、最後に世界中のニュースで報道されて有名人にもなれた。幸せな死に方だったんじゃないでしょうか。

 そういう意味では、彼らの死によって未来の死亡事故が防げるようになった、という言い方もできるわけです。何の意味もなく死んでいく一般の方々と違って彼らはきちんと教訓を残して死んでくれたわけで素晴らしいと思いませんか?

 ということで、黙とうをささげたいと思います。黙祷(Ω\ζ°)チーン)

最後に

 こういう記事を書くとキーキー喚く方が居ますので言っておきますが、死者に対する名誉棄損罪はその事実が虚偽のものの場合のみ成立します。今回の場合はれっきとした事実ですから成立しませんね(笑)

  • 刑法第230条(名誉棄損罪)
    • 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。
    • 死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない。

 侮辱罪に関してですが、これはそもそも死者に対しては一切成立しませんw

 まあ、この程度のことで一々切れるような人はインターネット使うこと自体止めた方が幸せだと思いますよw